465杯目:政府、自治体からの死刑宣告!?
東京都のニュースでよく目にした『夜の街』での感染者、とうとう自分の住んでいる県でも出たようです。
そもそもニュースでこうして言われる夜の街って何?って個人的には思っていますが…。
そして感染拡大防止の観点から、市がその店名を公表するそうです。
もちろん市としては感染拡大防止のため、今月このお店に行って熱が出たとか体調不良になった人や不安な人いませんか?
もし該当してたら、市の保健所なりに速やかに連絡してください。とのこと。
店名を公表することによって、そのお店に立ち寄った人が分かりやすくなるし、同じ町内でやっている同業種のお店にも迷惑がかからないと言う理由もあるかもしれません。
自治体のこの対応は理解できます!が…店名を公表されたら、そのお店は潰れちゃうかもしれません。
コロナ感染防止対策を怠っていてのことなら、100歩譲って理解できないわけではないですが、ちゃんとコロナ感染防止対策を行なっていたにもかかわらず、お客様が外からウイルスを持ち込んだかもしれないという可能性もあると思う。
それでの店名公表は、お店にとってはあまりにも…理不尽までは言わないけど、リスクバランスが合ってないような気がするのは自分だけでしょうか?
もちろん自治体の言い分はわかりますが、店名公表された後、どのようにそのお店がなっていくかも自治体も想像はできるはず。
『自粛警察』ってわけのわからない言葉まで生まれたくらいなのですから。
この場合は『自粛警察』ではないけど、いずれにしても同じ種類の人が騒ぎ出すのは目に見えている。
自治体はそこまで考えてやり方を決定して欲しいと思いますが…。
本当怖い事だと思います。
中小企業またはそれよりも小さい企業は、もし自分の会社から感染者が出たら、一発で廃業になると言っています。
首長が考えているよりも小さい企業にとっては死活問題なのです。
決して、コロナで景気が悪くなったわけではないのです。
景気が悪いところに消費税が上がって、さらに景気が悪くなり、今回のコロナでダメ押しで息の根を止められてしまう企業は少なくないと思います。
自分の住んでいる県では、今日現在コロナによる死亡者数は10人。
命に大きいも小さいもないので、もちろん尊い命を失っているのは確かですが、この亡くなった10の命を無駄にしないために、こうして行われる自治体の対応。
それによってなくなる命は10では済まないような気がしますが…。
そんな風に考えている時に目に飛び込んできたニュース。
政府は新型コロナウイルス感染拡大の防止を図るため、感染者に接触した可能性のある者を把握できない場合、関係者の同意がなくても店舗名など「不特定多数と接した場所の名称」を公表できるとした通知を各都道府県に通知した。
関係者の同意がなくても店名を公表…
GoToトラベルキャンペーンやっている政府と同じ政府が発表したとは思えない。
あまりにも怖い。
東京都のように多い数の中の話ではなく、田舎だと完全に特定されてしまう間違いなく、この後お店を続けていけなくなる『死刑宣告』でしかない。
と、自分は思う。
やろうとしている事は正しいと思いますが、体温のある策を講じていただきたいと思います。
#コラム #エッセイ #死刑宣告 #クラスター #店名公表 #政府 #コロナ禍
貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。