413杯目:【コラム】こんな事ならハンコは要らないと思った話。
何やら政府が、『民間企業で取り交わす契約書に、特別の決まりがない限りハンコは不要。』との見解を初めて示したそうで・・・。
いよいよハンコ不要の時代が来たかー!
早かれ遅かれ、いずれなくなるものだと思っていた日本特有のハンコ文化。
とはいえ、今回のコロナの影響でハンコなしが早まったように思います。
このように書いていますが、自分は何がなくともハンコは不要!って強く思うような主義の人間ではありません(苦笑)
高校の卒業記念品で、先生が考えて作ってくれたのが、そのまま印鑑登録しても立派な実印になるような印鑑でした。
正直、高校時代の自分にはその重要性が理解できず、3年間高校で頑張ってきて、それの卒業記念が印鑑かよ!なんて不満に思っていました。
しかし、その後親元を離れて進学、その後社会人になって、あの時卒業記念で作ってもらった印鑑の有り難みを感じました。
あれから30数年、現在も大切に実印に銀行印に使わせていただいています。
30数年も使っていると、朱肉のインクが印鑑本体に染みてきて、それがまた良い感じの味わい深さになり、大変思い入れのある所有物になりました。
そのような思いがあるので、自分は頭からハンコの否定派ではありませんでした。
そうは言っても、直筆サインで済むような現在も、押印を求められると本当面倒くさい!
印鑑一つ忘れて、すべての申請書類が受理されず、何度それだけのために家に往復したことか・・・。
確かに、本当に無駄と思わなくもないですがf^_^;
最近は、昔のように何でもかんでもハンコ!という時代でもなくなり、直筆サインだけでもOKの機会もかなり多くなりました。
100歩譲って、実印ならまだしも認印で済むような事なら、間違いなくハンコは無くても良いですよね。
認印なんて、珍しい苗字でなければ、普通に100円ショップでも買えるしね。
そんな認印より、直筆サインの方がよほど本人の意思確認の証明になって良いと思うのですけどね。
証明の方法としては、直筆サインの方が優れていると思うのですが、それでも100円ショップで買ってきて押印した方が強いって、まさに悪い意味での日本のハンコ文化の名残でしょうね。
目的は意思確認の証明のはずなのにね(苦笑)
そして数年前には、自治体のある申請書類を提出する時に、直筆サインと事前に登録した認印の押印、その両方を満たしていないと受理されない。って、もう自分には意味が分かりませんf^_^;
そして最近、同居している病弱な親から通帳と銀行届印を預かり、お金をおろしてきてくれ!と頼まれて銀行に行った時でした。
払い戻し伝票を書いて押印して、裏側に代理で来た自分の住所・名前・電話番号を書いて、身分証明の運転免許証も持参して窓口に提出しました。
そして名前を呼ばれて窓口に行くと、名義人の親に電話で直接話をして確認が取れないと払い戻しできないと言われました。
(大金じゃないのに…)
今まで、そんなこと言われた事なかったのでビックリしました。
犯罪防止のために、その銀行のコンプライアンス等が変わったのかもしれませんが・・・
その時強く、『そんな事ならもうハンコなんていらないんじゃね!!💢』って思っちゃいました。
ちゃんとしてるという証明のための銀行印でしょう?
これじゃ、銀行印何の役にも立ってないじゃんf^_^;
もしかしたら通帳と銀行印が盗難品かもしれないから?
同居人の証明もしているんですけど…。
全否定するつもりはありませんが、何かがズレてる気がする。
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