989杯目:お年寄りの多いイベントで西野亮廣さんのアイディアを採用してみたら…
コロナもまだまだ安心できないとはいえ、徐々にコロナ前に戻りつつある今、自分の住んでいる所でも少しづつイベントが再開されています。
その一つが『地域グラウンド・ゴルフ大会』
地元のお年寄りの方で、やってる人は週2回グラウンドゴルフを楽しんでいるようですが、まだまだやった事がない人も多い。
以前はソフトボール大会をやっていたのですが、どんどん高齢化していき親睦とはいえ種目としては走ったりするのが厳しくなってきた。
その上、若者の野球離れもあり、ソフトボールという競技そのものにも興味がなく、さらに若者の不参加に拍車をかけたf^_^;)
昔だったら、上手下手はともかく、男子は全てソフトボールをやったもんですけどねー。
まさかこんな時代が来るとは、野球少年だった当時の自分は想像してなかったでしょう(苦笑)
話戻りまして、そこで代わりになる種目は?って考えたところ、グラウンド・ゴルフが浮上。
これなら老若男女できそうですし、ゲートボールのように団体競技じゃなく、個人競技なのも良い。
親睦が目的とは言え、初めてやる競技が団体競技だとプレッシャーもあるし、参加へのハードルも上がってしまいますからね。
特に、『他人に迷惑をかけてはいけない』と刷り込まれている日本人にとっては…f^_^;)
そして、日頃グラウンドゴルフもされているお年寄りの方々も、これがキッカケでグラウンドゴルフ仲間が増えれば…の思いもあり、全面協力してくれることになり、なかなか地域のイベントとしては良い流れになってきた。
それで賞品を用意することになり、自分がその担当になりました。
当日の参加者は60名弱。
優勝…準優勝…3位…ホールインワンなど色々用意したのですが、一番悩んだのが参加賞。
数はもちろん60弱必要。
親睦が目的なので参加賞もそれなりにもらって、みんなが満足して嬉しいような物を… と考え始めました。
そんな時、大会まで1週間になり、週間予報を見ると雨?の予報。
でも降っても小雨程度?というやれるかやれないか当日の朝までハッキリしない予報でした。
その上、中止の場合は次回は1年後(笑)
そんな何もかもハッキリしないモヤっとした気持ちで参加賞を考えている時、ある言葉を思い出した。
それは西野亮廣さんの、『人間は誰でもウンコをする』(苦笑)という名言!?
そう西野亮廣さんが、今はなくなってしまいましたが『えんとつ町のトイレットペーパー』をデザインしている時の言葉。
・こんなのもらっても自分には必要ねーなー!って老若男女誰にも言われない物。
・それなりに大きさがあり、でもその割には重くなく、パッケージまで工夫すればもらった満足感が得られるような物。
・たとえ大会が中止になり1年後になったとしても腐るとかなく1年後もそのまま参加賞として使える物。
これはトイレットペーパー以外考えられない!!
しかし、ひとつ心配なことが…
本当にこんな田舎町の特にお年寄りに、トイレットペーパーが参加賞として通用するのだろうか?
若い人にはネタとしても通用すると思ってましたが…
しかし、1週間を切っているしそんなことばかり考えていられない。
そのかわり『えんとつ町のトイレットペーパー』のようにパッケージに拘ろう。
あとは西野亮廣さんの言葉を信じて…人は誰でもウンコをする。
結果…当日朝の早いうちに雨がやんで、予定通り親睦グラウンドゴルフ大会は開催されて、そして参加者全員に参加賞が配られて終了しました。
参加者の方々、帰宅して開封するまで中身がトイレットペーパーって分からなかったかもしれませんでしたが、後日参加者から聞こえてきた感想は『参加賞にトイレットペーパーなんて良く考えたねー!』と好評の声が多数。
トイレットペーパー?
西野亮廣さんの発想を知らなかったら、自分は気が付かなかった又は二の足を踏んでいたと思う。
数多い西野亮廣さんからの学びの中の、大きな学びになりました。
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