必要な英文法 I
という日本語自体、日本語の文法に準じているのだ。語順をちょっと変えて
と言ってしまったら別の意味になる。語順を変えただけなのに。
「英会話・には」と「英会話・なんて」だと、意味が変わるに決まってるだろ。それですそれ。それがわかるのはあなたが日本語の文法を無意識に運用してるから。
「単語の順序に関する決まりごと」
これを「文法」だと呼ぶことにしよう。
で、英語を運用する上で、知っておいたほうがいいやつを順次カバーしていくシリーズということで始めますかね。
日本語は割と語順にユルい。順番変えても変わらなかったりする。
英語だとそうは行かない。
全然逆の意味になって大変。
単語の順序が変わると、カメがマリオを蹴ったりするわけ。少なくとも私はそんなのを見たことがない。
語順で意味が決める。
まあなんとなく英語を初めて勉強したときに感じるやつですね。しかし、感じたりとかしないで、もっとハッキリ知ってしまいましょう。
自動詞と他動詞
文法用語自体はどうでもいいんだけど、自動詞と他動詞の違い、ハッキリわかりますかね?
さっきの "kick" は他動詞。蹴る方と蹴られる方がいる。Kickの前に来るのが蹴る人、Kiickの後に来るのが蹴られる方。
なので、kickの前と後ろを入れ替えたら、蹴る蹴られるの関係が逆に。
Kick 自体は自動詞でも実際は使えたりするけど、それは知らなかったことにしましょう。
自動詞ってなんすかね?
「眠る」っていうのはお前一人でやることで、眠る相手とか居ないし、眠る対象もあったりしない。眠るという行為の性質。仮に運良く誰かと一緒に眠ったとしても、ホントに眠ってたら隣に人がいても関係ないし。
なので、sleep の後には単語が来なくていい。これが自動詞。
「眠る」という行為に必要な登場人物は「眠る人」一人。だからsleepは自動詞。
一方で「蹴る」という行為には蹴る人、蹴られる人/物が必要。kickの前に来る「蹴る人」とkickのあとに来る「蹴られる方」の2つ。
2つ必要なのが他動詞、1つだけで十分なのが自動詞。
今のところ、だから何感はあるけど、割と根本的だと徐々に分かってもらうという流れで行きましょう。
実際のところ自動詞には2種類あったりするんだが、それは遠い将来やりますね。
こういう言い方はどうなの?
マリオは自分一人で寝るんだけど、ベッドの上で寝てる、と。これ、他動詞なんじゃないですか?と。
「on the bed」は "on" が付いてるので、いわゆる修飾語。修飾語っていうのは文法上必要なわけでもないのに足したってこと。
自動詞だからって、眠る本人の事しか言えなかったら不便。その周辺の情報を提供する方法の一つが「前置詞句」である"on the bed"。
じゃあ前置詞ってなんなの?は次でやりますね。