【自戦記】指す将順位戦9th 6回戦 vs.わわわ
対局内容
動く将棋盤
kifファイル(iphone等はコピペしてぴよ将棋とかに貼り付けてください)
https://www.shogidojo.net/kifu/show_kifu.php?id=46537&dd=753f1bb339b25fc18c767c701a0a9724&dojo=osaka
序盤
振り駒で後手に。
わわわさんは早々にノーマル四間飛車を選択されたので、こちらも三間に振って相振りを受けて立った。
昨期はオーソドックスな相振りは苦手なので避けていたが、コソ練のおかげか苦手意識が薄くなっていたので素直に選ぶことができた。
相振りはとにかく端が急所と思っているので、1筋を突き越して3筋で一歩を入手。次に2筋も交換して端攻めを狙う構想で進めた。
ここらへんは変えて△4二銀から銀桂を設置して石田流にする順もあり、三間に振った手を活かすならこちらの方がよかったかも知れない。ここらへんの精査は今後の勉強課題か。
第二図で▲6六角に対して△4四角~△4四同銀としたが、せっかく繰り出した銀が下がり攻め味が薄くなるので良くなかった。
4四角に代えて△3三角と合わせれば桂を手順に使えたし、同銀に代えて△4四同歩とすれば△3五銀型を維持できた。(△3五銀維持してると△5四角~△1六歩~△1八歩~2六歩のような攻めをしたときに2七への利きで勝ってるため強引に突破できる)
せっかく美濃に囲う・端を詰める・2歩を入手すると先行して攻める準備を整えてたのに、この手はその意向にそぐわない手だった。
銀を引いたほうが手堅いのは確かだけど、攻め駒を簡単に引いていたら攻めにならない。縦の将棋で攻める感覚を身に着けていきたい。
中盤
第二図あたりから手堅い手を指したからか守勢になってしまい、指し手も冴えなくなっていく。
第3図周辺の△2五飛~△6四歩が、数手前の攻めようとした手から見ると明らかに変調。攻め駒を攻めようという意識で手が伸びたが、玉方面で手を作る意識はどこへ行ったのやら。
手としては▲同歩と取らせて△6五歩~△5五銀と銀をぶつけようとしたものだったが、それだったら△5四歩の方がスマートだった。
第4図の△7四歩も問題。せっかく低い陣形でスキ無く構えてたのに…
第5図までが想定で、角を捕まえて優勢という読みだったが、感想戦で出た▲同角からの▲7五歩があり読みが外れていた。
△7五同歩には▲7四歩~▲7三銀が激痛なので△8四金or△8三歩~△8三金だが、端で香を釣り上げて▲9二銀・▲7四歩~▲7三銀などいろいろな筋があり受け切るのは困難だ。
本譜は▲56銀と引いてくれたので少し息を吹き返す。
その後はわわわさんが攻め続ける展開だが、銀が使えてないため攻め駒が少なく受け切りも見えてきた。
しかし対局はそう簡単にいかないものである。
終盤
第6図で△6二同玉が痛恨の大ミス。▲8三飛成を食らってはひとたまりもない。
ネタバラシをすると、最初は△8二玉から読んでおり、第一感は詰まなかったのだが、「▲7一銀△9二玉▲8二金△9三玉▲8三飛成で詰みやん!」と錯覚を起こしてしまった(▲7一銀に△9三玉と逃げ、飛車を取れば上部へ脱出できる)。やむなく激痛であることを受け入れての△同玉だったが、この錯覚は致命傷だった。
この後はひたすらミス待ちで粘る展開。盤面は絶望的だが、昇級を目指すポジションとして簡単には投げられなかった。
そうしたら…
と幸運にもわわわさんが最終盤にミスってくれて、その瞬間を逃さずに逆転に成功。そのまま詰みまで押し切った。
終わりに(お盆の連戦を終えて)
お盆休みを活かして2連戦としたが、どちらも白星と結果は最高だった。
ただ、終盤の寄せや縦の将棋の経験値などはまだまだ課題が多いので、時間をかけて鍛えて行きたいと思う。
兜 四郎さん&わわわさん対戦ありがとうございました。
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