話のネタにしかならない、ビールの分類
「おいしいか、おいしくないか」
はい、それで十分だと思います、ビールの分類は。
ですが、
「ねぇ、この ”ヴァイツェン” と ”ペールエール” って何が違うの?」
・・・答えられますか!?私はこの記事を書くまで答えられませんでした(笑)
ちょっとした小ネタとして簡単にまとめてみました。機会があれば垂れたいウンチクですが、どうせ酔っているのであまり覚えていないことでしょう。
大きな分類
まずは発酵方法で分類がされます。
●エール :上面発酵
●ラガー :下面発酵
●ランビック(種類というより品名) :自然発酵
はい、いきなり「発酵」言われてもなんだかわからないと思うので、簡単に特徴をまとめました。
エールの歴史は古く、メソポタミア文明の時代から続く製法です。
酵母を投入し、常温で発酵させていくというシンプルなやり方となります。
常温ということで発酵温度は高く、酵母以外の菌の繁殖もあるため、それが豊かな風味やコクに繋がっているそうです。
半面、製造の管理が難しいという難点があります。
そりゃそうよね、色んな菌が繁殖しやすいわけですから。
一方、ラガーは低温発酵です。
19世紀ごろから主流に、となっていますが、昔からラガー自体はあったようです。
ですが、低温という縛りがあるため、冬のチェコやドイツの一部など、限られた時期/地域でしか製造されていませんでした。
しかし、19世紀になり、冷蔵機が発達することによって、世界的に広まったそうです。
低温であるため、酵母以外の菌の繁殖が抑えられ、製造管理がしやすく、大規模な製造が可能となりました。
ビールは冷蔵庫でキンキンに、ということ以外にも、冷蔵庫との繋がりがビールにはあったんですね!
また、急速に広まった理由としては、黄金に輝くラガーの美しさと、すっきりとした味わいにあったようです。
「なんなんだ!この美しいビールはー!」という感じで驚いたとか、驚かないとか。
ランビックは分類というよりは名称で、ベルギーで生産されている自然発酵のビールです。
通常、培養された酵母を入れるのですが、ランビックは大自然の中に漂う菌任せという非常にワイルドな方法です。
元祖ビール、という感じで、こちらも歴史が古い製法です。
少し酸味があり、複雑な味わいで、なんというか、ビールの起源を味わっているような気分になります。
自然任せということで、当然のことながら製造管理が難しく、大規模な生産には向かないようです。
細かい分類
はてさて、エールとラガーという大分類がこれで理解できたかと思います。
が、IPA、ヴァイツェン、ピルスナー、スタウト、・・・・・
これらのよく聞く名前を分類してみましょう!
1個1個説明していると覚えてられないので、こちらもざっくり表にしてみました!
表内の色は、ビールの色です。
我ながらざっくりした分類で、甘いかどうかなど個人の感想でしかないのですが、何かの参考にはして頂けるかと思います。
色や味だけでなく、アルコール度数が高いなどの特徴もあるのですが、まぁ飲めばわかりますので、割愛します(笑)
でも結局は、飲んで好みを探すしかない
上記表の中にも、飲んだことのない種類のビールがあったのではないでしょうか?
もしあれば、新しい発見のチャンスです!!
種類ごとに、いくつか私のおすすめを以下に記載します。
気になったものがあれば、是非飲んでみてください。
ヴァイツェン:メーテルのヴァイツェン 購入リンクはこちら
ペールエール:コナビール ファイアーロック 購入リンクはこちら
アルト:横浜ビール アルト 購入リンクはこちら
いかがでしたでしょうか?
さて、今夜は何を飲もうか。
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