![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122678925/rectangle_large_type_2_fb5f7ae022d5a6fcc61d06896a3bbfe5.png?width=1200)
NHK杯開幕!/日本男子フィギュアスケートがすごすぎる件
オリンピック以降怪我に悩まされ、なかなか結果が出せなかった鍵山優真選手、昨日開幕したグランプリシリーズNHK杯にて、ついにSP首位&今シーズン最高得点をマーク!
自分はジャンプは見分けられるけれども、「寒いから…」(ほんとに寒いのよ!)と観戦は全くしないニワカの上(じょう)という程度のフィギュアスケート好きです。
物心ついたころ、女子フィギュアスケートは、北米がとにかく強く、日本の伊藤みどりやドイツのカタリナ・ヴィットなど(古いな〜)各国にチラホラ強い選手がいるという感じでしたが、女子は日本の黄金期を経て、おそロシア時代に突入、現在はロシアが抜けて、また各国の選手がひしめいている状態です。
日本男子強すぎ
一方男子はというと、ヤグプルの最強ロシア世代を経て、日本がず〜っと強く、かつての日本女子(中野友加里さん曰く「全日本に出れれば世界トップレベル、表彰台に乗れればそのまま世界選手権でメダル」)さえも超えているんじゃなかろうかというすごい時代になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1700910508540-JsEHQdZu5Z.png)
だって観てくださいよ、この世界ランキング!
今回SP首位に立った鍵山選手は、昨シーズンの欠場などがあるとはいえ、18位。その上に5人もいるんですよ!
つまり半分は世界選手権に出られない!
半分引退しても男子フィギュアスケートは安泰です。
黄金時代、まだまだ続きます。
男子フィギュアスケートの歴史を振り返ってみる
ワシの世代はヤグプルがきゃーきゃー言われていて、テケシ(本田武史氏)も可愛く、2年連続銅メダルと結果を出していたのに他の追随を許さない状態でした。
それより前の鍵山パパ世代とかは知らん、すまん。
![](https://assets.st-note.com/img/1700891330836-aJn1YMCJXe.png?width=1200)
おそロシア時代
ヤグプルが強すぎて、ふたりで24メダルのうち、5割に迫る11メダルを獲得しています。
残るメダルを獲得している国は、アメリカの7枚(金メダルなし)、カナダの2枚、テケシの銅メダル2枚、ドイツの1枚のみ。
ポスト・プル時代
ポスト・プルシェンコとして、ランビエール・バトル・ライサチェック・ジュベール・ジョニー姐さんとひしめき合っていました。
ランビエールは4回転はできるけど、トリプルアクセルでコケる。
バトルはその逆で、ライサチェックはオリンピック時に4回転を完全に捨てる暴挙に出て金メダル獲得。(納得してない)
ジュベールはジャンプ全般得意だけど他が雑すぎる、とヤグプルを凌ぐスケーターが結局現れなかった…。
そして日本黄金時代へ
39枚のメダルのうち、日本は金メダル5枚を含む17枚を獲得。その割合なんと43%!
このスタートを切ったのが大ちゃんこと高橋大輔氏ですが、トリプルアクセルは苦手だけど、4回転と抜群のスケーティング技術でトップに躍り出たのがパトリック・チャン。
このままオリンピックで金メダルを穫ると思いきや、登場したのがそうです。羽生結弦選手です。
4回転もできるし、トリプルアクセルも大得意、ビールマンスピンもできちゃう上、容姿端麗とすべてを兼ね備えた選手として満を持して登場。オリンピック2回連続金メダルを成し遂げ、伝説のスケーターになってしまいました…。
特にファンじゃないけど、藤井聡太八冠(藤井さんはファンです)と同じ時代に生まれてよかった。いいもん観させてもらいました。
日本のすごいところは他国は同じスケーターがメダル獲得しているのに対し、メダリストは6名とバラエティに飛んでおり、世代交代が非常にうまくいっていることです。
練習環境があまり良くない(≒通年リンクがあまりない)のにどういうことなのか…。
本日の一曲
荒川静香さんが金メダルを獲ったトリノオリンピックで、精彩を欠き、15位に終わった安藤美姫さん。
オリンピック後、初の公式戦スケートアメリカで3Lz+3Lo(いまも飛べる人が少ない大技)を見事に決め、ぐうの音の出ない気迫の演技で優勝。
ぼろっくそに言われた半年後に魅せたのがこのものすごい演技だったので、めちゃくちゃ感動したのを覚えています。
(当時誰も言わなかったけど、荒川静香さんは初のオリンピックで13位。似たような結果なのに安藤さんはめちゃくちゃ叩かれた。)
当時はボーカル入りの曲が使用できなくて、クラシックを使う選手が非常に多かったのに、このメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲は有名なのに使う選手があまりいなかったんですよね。
大好きな曲だったので、それを使ってすごいパフォーマンスをしてくれたのも嬉しかった。
いま考えるとボーカル入りがなぜだめだったのか意味不明ではあるのですが、昔のほうが趣があった気がするようなそうでもないような…。
いいなと思ったら応援しよう!
![アカデミー賞マニアのひと・デザイナー|ナッカ・ザッカーバーグ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116262743/profile_a75f9dfb7bc11edbd0d0b1227665bc5e.png?width=600&crop=1:1,smart)