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【見学記】 SapporoGameCamp2022に潜入してみた話
2022年10月22日、23日の二日間、北海道札幌市で「Sapporo Game Camp」というイベントが開催されました!
自分はこのイベントに参加…していたのではなく、ただただ一般人として会場で見学していた身なのですが、この盛り上がりの中に何らかの形で混ざりたかったので、勝手ながら潜入記を書き記しておこうと思います。
結論を一言で先に言うと、見てるだけでも楽しかったです!
SapporoGameCampとは?
札幌に拠点が存在する複数のゲーム会社さんが合同で開催したイベントで、
18歳以上の方を対象にした「ゲームジャム」と、小中学生向けの「プログラミング講座&eスポーツ体験会」の二つを合わせたものの呼称です。
自分が主に見学したのは「ゲームジャム」の方なので、この記事ではこちらについて書かせていただきます。
(ゲームジャムとは、プランナー・デザイナー・プログラマー等で即席のチームを組み、短期間 [このイベントでは2日間] でゲームを作る!というものです)
公式サイト、貼らせていただきます↓
https://sapporo-game-camp.com/2022/
見学しようと思った経緯
実は、自分はこのゲームジャムにプログラマーとして応募していました。
ゲーム開発に興味を持って以来、物理的な環境から知見を得ることを目的として、是非ともゲームジャムに参加したいと思っていたのですが、なかなか機会がなく…
今回札幌開催且つ参加できるタイミングのジャムだったので迷いなく応募してみましたが、残念ながら落選。
見学はできるということなので、現場のエナジーを肌で感じてみようと、会場に足を運ぶことにしました。
風の噂では、定員の4倍ほどの応募があったとか。
これは落ちるのも納得です…(笑)
ゲームジャム1日目
午前10時。私が会場に着いた時には、ちょうど開会式が始まっていました。
受付の方が「どうぞ中でゆっくり見学してください」と快く案内してくださり、会場の横に用意されたスペースで開会式の様子を拝見。
参加者は計50名程とのこと。チーム数は8で、各チームに1〜2名プロの方が混じって色々サポートしてくれるようです。アツい!
テーマ発表と企画作り
程なくしてテーマ「rebuild」が発表されます。
再構築。なるほど、素敵なテーマです。
参加者の皆さんは、このテーマに沿ってゲームを開発していくことになります。
30分後の午前10時半、いよいよ作業がスタート!
それぞれのチームでは早速、作るゲームのアイディア出しが始まりました。
デジタル付箋ツールを使い、メンバー間にリアルタイムで同期をかけて、アイディアを深掘りしているようです。
また、Unityなどのセットアップを、プロの方が参加者の方と一緒に行っている場面も見受けられました。
これは本当に、全く開発をしたことがない方でも安心して参加できるな〜と感じます。
企画発表と開発
約3時間後の午後1時。
各チームどのようなゲームを作るかの企画発表が行われました。
本当にテーマをどう解釈するかは自由なので、思わず吹き出しそうになるものや、開催地札幌にちなんだものなど、ユーモアの塊のような企画が続々と発表されていきます。
これから新しい創作物が誕生するんだ、とワクワク感を覚えるのもこのタイミングですね。
企画発表の後は、本格的な開発時間に入ります。
参加者の皆さんがどのようなツールで、どのようにゲームを作っていくのかとても興味があったのですが、まさか後ろから画面をガン見するわけにもいかないので(笑)しばらく会場内をウロウロさせていただいた後、この日は夕方前に会場を後にしました。
ゲームジャム2日目
2日目も、午前中から所々見学させていただきました。
この日は開場後間もなく「アルファ版」の発表となり、18時からは最終発表会なので、実質あと6時間程しか開発できない!という追い込みの雰囲気が漂っています。(とはいえ、皆さんは本当に楽しそうです)
また、ほぼ徹夜で作業されていた方もいらっしゃったようで、たびたび耳にしていた「ゲームジャムならでは」も見学することができました。
アルファ版発表
午前10時半。アルファ版の発表が始まります。
実際に各チームが作った動くものを初めて目にする瞬間です。
まだゲームとしては未完成な状態だとは思いますが、どのチームも軸となる動きがわかるようになっており、実際に遊んでいるイメージをグッと鮮明に持つことができました。
このアルファ版の骨格をいかに素早く作り上げるかが、残された時間の開発難易度を左右するのかな〜などと漠然と考えつつ、最終発表の時を待ちます…!
最終発表
18時、いよいよ最終発表です。
最終発表ともなると、見学される方も一気に増えました。
会社関係者の方だけでなく、私のような一般の見学の方も何名かいらっしゃったように思います。
各チームが順番に、持ち時間の中でゲームをプレゼンしていきますが、アルファ版から明らかに進化したビジュアルや動き、しっかり練られたストーリー・設定なども相まって、そ、そんなこともこの短時間で実装できてしまうんですか!?といった驚きの連続でした。
さらに手を加えればストアでリリースされていてもおかしくないゲームが、2日間で8つもできてしまったというのは単純にすごいですよね。
最後にはイベントを運営されていた企業の方からのお話もあり、会場は「やり切ったぞー!」という喜びと熱気に包まれておりました。
おわりに
チームメンバーと共に全力を出し合って、一つのものを作り上げると言うのは、本当に素敵なことだと思います。
私もゲーム開発ではないですが、昔そんな経験をした記憶がありますし、今でもはっきりと良い思い出として残っています。
ゲームジャム後も連絡を取り合い、実際のリリースに向けて活動を継続されているチームもあるようですよ!
私は今回、参加者だったわけではないので、開発の細かい流れの部分など把握できなかった部分もありましたが、「あの時間でここまで動くようにできるのか」という視点で見るのが勉強になりましたし、楽しかったです。
ゲームジャムの雰囲気もわかったので、また機会があれば是非応募してみたいと思います!
最後になりますが、見学させてくださったSapporoGameCampの皆様、ありがとうございました!
P.S
このゲームジャムが終わった後、私もこの「rebuild」をテーマに、簡単なゲームを作ってみました。
いずれそれの開発記のような記事も書けたらな〜と思います。