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「自分のモノ」って、なんだろう?【1月特典記事】

割引あり

この記事は、メンバーシップ「片付け自習室」の1月分特典記事です!
具体的なTips以外のところは全て無料で読めますので、
メンバーシップの方以外もよければぜひお読みください✨

こんにちは、「ずぼらお片付けセンター」代表のリエです。

私たちは、「片付けは、もうあなたの敵じゃない。」を信条に、
ずぼらさん向けの片付け支援サービスを提供しています。
noteでは、その知見の一部をご紹介しつつ、
「片付けをみんなで頑張る」ためのメンバーシップを運営しています。


さて、今回は「所有」について。

実は私、個人的に不登校向けの家庭教師もやっているんですが
ちょうど政経の授業で私有財産制の話を説明しまして、
「所有」って面白いな〜っていうことを考えています。

そして、片付けにおいては、この「所有」って結構影響してくる気がするんですよね。
そんな話をつらつらと語る回です。
ちょっといつもと趣向が違うのですが、楽しんでもらえたら。

いつものごとく後半の有料部分では、具体的なTipsも掲載します🙌
お楽しみに!

1.みなさん、「自分」ってどこまでだと思いますか?

「自分の物」「自分のスペース」を考える前に、
「自分」について考えてみたいと思います。

少し目を閉じて、「自分」について考えてみてください。
あなたが「自分」って言うとき、何を思い浮かべますか?
言い換えると、

「自分の輪郭」って、どうなってると思いますか?


思い浮かべました?


では、綴ります。
これね〜〜〜〜〜。去年の3月頃に所属する自主ゼミで試しにやってみたんですけど、人によって全然違うんですよ。すっげ〜〜〜面白いの。

私はね、自分の頭から心臓くらいの高さまでしか「自分」だと思ってない節があるんですよね。
普段生きているときは、「リエ」っていう着ぐるみを着てる気分なの。だから足とか腰とかしょっちゅうぶつける。もうこれ、「自分の外」って感じなんですよね。
逆に、口とか手はめっちゃ「自分」なので、SNS上の自分はすごく自分って感じする。ノータイムで、自然に「自分」が出力されてる感じ。

でも、ダンスを習い始めたら、少しずつ足も「自分」の中に参入されてくる感じがしたんですよ。なんかものすごく不思議な感じ。自分が延長されてる感じ。
この辺りから「自分の輪郭」について考え始めました。


一方、一緒にメンバーシップを運営してるこころさんは、
なんと自分の全身、さらに自分が乗ってる自転車や自動車、はては一緒にいる人まで「自分の輪郭の内側」に感じるんだとか!!!!!

彼、めちゃくちゃ運転上手で。
以前、模様替えを手伝ってもらったときに軽トラ運転してくれたんですけど、もうほんとにスムーズなんですよ。一回も急ブレーキ・急発進なし。私の模様替えにいなくてはならない人………………

ただその分、どうも気を張るみたいです。買い出しの時も私があっちゃこっちゃふらふらするので「危ない!!!」「そっちじゃない!!!」ってしょっちゅう止められます。(そう、気を張らせてるの私です。ごめんよ!!!!)

彼は考えごとをするとすぐ頭が情報過多になるそうですが、多分「自分」の範囲が広いからなのかな〜と思ったりします。
私は正直心臓くらいまでしか自分だと思ってないので、その他のことは割と傍におけるし、
なんなら、どうやって家に帰ってるかいつも覚えてないのね笑。考え事してると勝手に家に着いている……あるいは家じゃないどこかに着いていて大困惑している。ほんとにそういうことがよくあるんですよ。私の足はいつも私に対して「他人」なんだよね。


さて、みなさんはどうでしょう。
「自分」って、どこまでだと思いましたか?

2.「自分のモノ」である、ということ

では、さっきの話を派生させて、「モノ」について考えてみます。

考えてみると、
私は、「自分のモノ」と思えるものは、実は少ないんです。
そして、一度内側に入れると、ものすごく固執するタイプ。

たとえば、自分で買ってきた、穴の空いている古着があるとします。
でも実は、買ってきただけだとあんまり「自分のモノ」にはならなくて。
「それを自分で繕った」とき、ものすごい勢いで「自分のモノ」に取り込まれるんですね。
あと、家具とかも悩んで買ったやつはものすごく「自分のモノ」って感じがするけど、サクッと買ったやつは「誰かのモノ」って感じがする。

どうやら、
「考えて考えて考えて、自分で決めたこと」
は、「これは自分のモノ!!!!!」ってなるみたいなんですよ。

で、もうこうなると捨てられない。
服だったら、毎日使い倒して、ぼろきれになるまで何度も繕って、それでもダメになったら最後はリメイクして、切れ端まで使ってから捨てる。機械だったら壊れるまで毎日使うし、壊れても捨てられずに押し入れの片隅で眠っている(たまに取り出して郷愁にひたる)。どうしても離れ難いんです。

一方、そんなに考えて買ってないものは、自分のモノって感じがしないので、めっちゃ適当。
たとえば、安売りでまとめ買いしたインナーのTシャツとか。とりあえず適当にしまうために買った箱とか。なんていうか、「どうしていいかわからない」って感じ。他人が家に住み着いてるみたいな。
だから適当にその辺にぽいっとしてる。
そして、生活必需品って大抵そうなので、生活必需品ほど、扱いが雑……。

で、今思えば、幼少期の「親が買った家具」もそうだったんですよ。あと、引っ越した最初の家とかもそう。親が決めてたから、あんまり「自分のモノ」と思えなかったんですね。

ってことで、どうやら私は、自分のモノとして何かを認識する際は「自分の世界に参入するための儀式」みたいなのが必要で、悩んで悩んで悩んで許可を出すことが必要みたいです。多分、そうすることで、そのモノが「頭・心臓」と紐づいていく=自己に参入されるんだと思います。


という話を自主ゼミでしていたら、
「それって、自分の輪郭に強度と射程と入口があるってことなんじゃない?」と言われて。


……そうかも!?!?!?!?!?


というわけで、「強度」「射程」「入口」を友人らと比較してみたら、面白いこと面白いこと。
たとえば、「半透膜みたいな感じ」って言っている友人もいたり。「他人とは同じ温泉に浸かっている感じ。同じものを共有していて、互いが溶け合っているけど、完全に混ざっているわけではない」みたいな人もいた。
そんで私は、強度ガッチガチで射程がめちゃ狭い。入口は「思考」のみ。


みなさんはどうでしょうか?
「強度」「射程」「入口」、それぞれ何を思い浮かべますか?

3.鶏が先か、卵が先か?

一方で、こうも思うんですよ。
「これって、モノと自己、どっちが先だったのかな」って。

たとえば、私はダンスを通して「自分の足を自分で動かす」ことを知り、なんとなく「足も自分の一部かな?」という気がしてきました。
裏を返せば、これまでは「自分の足を自分で動かしていると感じる経験が少なかった」とも言えるのではないかと。

同じように、
実は「自分のモノを自分で決められなかった」からこそ、
「モノ」というものに対して、他者性を感じる機会が多かったのではないか…………
とも、ぼんやり考えています。
部屋が汚かったので、勝手に捨てられたり勝手に片付けられたりする機会も多かったんですよね。だから、あんまり「自分のモノ」って感覚が育たなかったというか。

有名な認知心理学の研究で、
自分の手ではないものを手のように見せて、適切なフィードバックを行うと、手と誤認する……といったものがあった気がします(出典忘れましたが)。
っていうことは、モノに対しても同じような回路が働いている可能性は、十分ありそうです。


この仕事を始めてから、
先生方や親御さんに「子どもが片付けられないんですが、どうしたら良いですか」という相談を受けることが格段に増えました。
あくまで仮説レベルであることは断りを入れた上で、「まずはものすごく簡単なところから、自分で決めさせるのが良いのではないかと思います」と話すと、かなり驚かれます。「そっちなんだ!!!」っていう。

よく行うご提案は
・片付け自体は大人がリードしつつ、捨てるか捨てないかは本人が決める
・そんなに仕分けない。おもちゃはおもちゃで一緒くたにする。その分、子ども自身に戻してもらうようにする

あたりでしょうか。

なぜでしょうね、片付けだとどうも「周りが片付ける」という選択肢を取りたくなるようなんです(実はこの辺りが私の研究分野だったりします)。勉強のドリルを勝手に解く親は少ないと思いますが、片付けだとどうもそっちの方が多い印象がある。
でも、そういう自分の決定の積み重ねで、「自分」の感覚って育つんじゃないかな、とか、思ったりするんですよね。
まだ仮説段階ですけど、このあたりも掘り下げていきたいところですね。


だからこそ、私たちのサービスでは

「自分のことを、自分で決定する」


ということを、一番大切にしています。



さて、今回はここまで!
そして、ここから先は有料ゾーンです。
その前に、私たちのサービスのご紹介です!
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4.1月の片付けTips:「自分の輪郭」を活かして、片付けをするための方法

有料部分では、
ここまでつらつらと書いてきた「自分の輪郭」を、片付けに活かしていく方法をご紹介します!

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