「読みたいことを書く」ことが、自分のタイムマシンになるのかもしれない。
#読書の秋2020 のテーマ本になっている
『読みたいことを、書けばいい。』
電通で長年勤めた後、青年失業家→ひろのぶと株式会社をされている田中泰延さんの著書で、発売開始から2.5ヶ月で15万部を超える大ベストセラー。
一度読んでいたのですが、現在参加しているオンラインサロン「マーケ放送室」のゲストとして来ていただいたので、再度読んで感じたことを綴っていこうと思います。
サロンオーナーである 西村マサヤ さんが書いたnoteは「マーケ視点」から綴られていてめちゃくちゃ勉強になりました。
ぼくは、みなさんが「自分自身に向き合う」という視点に立った時、『読みたいことを書けばいい』から見えてきた内容を綴りました。
ぜひ覗いてみてください。
1.調べる(知る)ことは、「愛する」ということである
田中泰延さんは、基本的に依頼された仕事でしか文章を書かないそうです。(余談:そして引き受けたことを後悔するらしいです、、笑)
仕事に取りかかる時にまず行うことが、「徹底的に一次情報を調べ尽くす」こと。
そして、調べる中で「自分が愛せるポイントを見つける」ことが重要だと記されています。
これは自分自身に向き合う第一歩としても、とても大切なことだなと思いました。過去・経験、その時の感情を振り返り「自分の愛せるポイントを見つける」。
そのためには徹底的に自分を調べる(知る)必要があって、だからこそ「ストレングスファインダー」のような自己発見ツールにいつの時代でもニーズがあるんだろうなと思います。
ただこの本を読んで、ツールを使うことも良いけど「一次情報(自分の中から出てくる経験)」にもっと向き合うことが大切なんじゃないかなと感じました。
自分の内側から出てくる自分を愛すること、に勝る自己分析はないのかもしれません。
2.結論(未来)の重さは過程(現在)に支えられる
文中にこんな話が出てきます。
(ビジネス書の)著者はなにかの成功者で、金銭的な成功事例を根拠として書いているわけだから、そのズバッとした結論に、金銭が手に入る気がして喜ぶのである。(中略)・・・ビジネス書の著者はビジネスの世界で長い思考と実践を経ているから説得力があるのだ。結論の重さは過程に支えられる。
これはどんな人の人生でも同じで、歩んできた過程を積み重ねていくことこそが、その人自身が出す結論の大きさになっていくのではないか、と感じました。
そして糸井重里さんのツイートを見て、
自分自身に向き合う時間(過程)を日々作って、積み重ねていくことが大事なんだなと再認識。
3.「読みたいことを書くこと」は未来を作る
この本は"のぶひろ節"にハマってどんどん読み進めてしまい、いつの間にか「何を・誰に・どうやって・なぜ」書くのか?を網羅して知ることができます。
そして最後の章に書かれている
「文字が そこへ つれていく」
という一文。
今の自分自身に向き合う時、
「自分のことをよく知り、」「未来の自分が読みたくなるようなことを書き、」「自分を愛していく」
ことを日々積み重ねていくと、文字が「素敵な未来=そこ」へ連れていってくれるんだと思います。
読みたいことを書きながら、迎えたい未来を想像しながら、一歩ずつ前進していきます。
愛と勇気をもらえるこの一冊。ぜひ読んでみてください。
(田中泰延さんはアンパンマンだったのか!)