ゼロサミ水流ランナー(二神浩晃)

◆海から山頂まで一筋の川ぞいに走るZEROtoSUMMIT (ゼロサミ)国内篇 #zts47 1都1道2府37県(41/47)を実施済 ◆誰もやってないことをやる◆速くよりも深く、遠くよりも広く走りたい◆2024年から 国内篇第二章 #zts69 海外篇 #ztsWorld 始動

ゼロサミ水流ランナー(二神浩晃)

◆海から山頂まで一筋の川ぞいに走るZEROtoSUMMIT (ゼロサミ)国内篇 #zts47 1都1道2府37県(41/47)を実施済 ◆誰もやってないことをやる◆速くよりも深く、遠くよりも広く走りたい◆2024年から 国内篇第二章 #zts69 海外篇 #ztsWorld 始動

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ひとつの川をたどって海から山のてっぺんまで走るZEROtoSUMMIT(ゼロサミ)の活動についてお伝えしていきます。 2016年から今年2023年まで足かけ8年、日本全国47都道府県の最高峰まで海から走るゼロサミ47を実施中。 2024年からは国別最高峰まで海から走る海外篇を始動しますので、ご声援よろしくお願いします。

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伊南川を越えて尾瀬へ! 日本海から燧ヶ岳へ300kmの走り旅 ZEROtoSUMMIT 福島篇(39/47)後篇

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          2022/11/3-4 日本海~佐陀川~伯耆大山~天神川~日本海/101.5km ひと筋の川をたどって海から山頂まで走るZEROtoSUMMIT(ゼロサミ)という遊びをやっている。 その国内篇として、全国各都道府県の最高峰まで海から走るゼロサミ47を2016年にはじめた。これまでに39座を走り終えている。 日本海から佐陀川ぞいに伯耆大山まで走る 鳥取県の最高峰は、大山である。 各地にある大山(だいせん、おおやま)と区別するために伯耆大山(ほうきだいせん)と呼ばれることが

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          サンゴとマングローブの海から沖縄県最高峰まで走る  ZEROtoSUMMIT 沖縄篇(41/47)

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          サンゴとマングローブの海から沖縄県最高峰まで走る  ZEROtoSUMMIT 沖縄篇(41/47)

          息子と野球

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          川ぞいをひとりで走るという遊び

          大会とか出てるんですか? 走ってますと話すとたいていそう訊かれる。 説明すると長くなるので、ひとりで好きなように走ってますと当たり障りのない答えで済ませる。 あちこちの川ぞいをひとりで走っている。 たまに口が滑ってそのことを話すと、ほかにもやってるヒトはいるんですかときまって返される。 そんなとき、ちょっとだけ胸を張ってこう答える。 「いいえ、世界でぼくひとりだけです」 海から山のてっぺんまで走る 海から山頂までひと筋の川をたどって走る ZEROtoSUMMIT(ゼロサ

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          コロナが教えてくれたこと

          お前が何をやろうが知らん。自分だけで勝手にやれ! 父からの珍しい電話で一方的に叱られた。 なぜ俺の体を心配せんのだ、俺がどうしてるのか何も聞いとらんのか。 昨秋から施設に入って気が沈んでいるらしい父を気づかい、努めて明るい調子で書いた便りが裏目に出た。 数少ない親孝行だと、書いたり書かれたりする度に送り続けてきた新聞、雑誌、地平線通信記事も、すべて打ち捨てられていたらしかった。 大型連休中に四国を走るにあたり、父に手紙を送った。 高知で生まれ育った父を理解するため、そ

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          娘との距離

          すこしまえから目をつけていた、多摩川某所での水遊び。 土曜日に、やっと実現しました。 新しい場所で、自分たちだけの遊びを発見したよろこび。 それも大きかった。 けれど… 娘との距離がひさしぶりに再び縮まった。 じつはそのことがいちばん嬉しかったのかもしれない── 一日たって、そんなことにふと気づきました。 誰からも尊敬されなくてもいい。 若者の目標や憧れなんかになれなくてもかまわない。 ただ、自分の娘から、 「お父さん、だいすき」と言われたい…… これは全世界のお父さ

          その日のために、この家族と共に

          If you build it, he will come.フィールド・オブ・ドリームスという映画がある。 高校生のときにみて以来、ずっと大好きな映画だ。 この作品の中に If you build it, he will come. という有名なセリフがある。 ケビン=コスナー扮するレイ=キンセラがとうもろこし畑の中で聴く天の声であり、日本語訳では、「それをつくれば、彼が来る」とされている。 その日からレイは「彼」に会うために「それ」をつくりはじめるのだが、なんと言っ

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          『蒼き狼』 井上靖

          モンゴル研究の一環で、これだけは読んでおかねばならない、ネバ本の一冊を読みました。 言わずとしれた、モンゴルのチンギスカンの一生を描いた大書。 チンギスカンがなぜチンギスカンとなりえたのか、何を原動力としてあの空前絶後のモンゴル大帝国を築きえたのかが、時間軸にそって、非酷なまでに淡々と描かれていきます。 きれいごとばかりではありません。 チンギスカンの生き方に、吐き気を覚える人もいるでしょう。 邑(むら)が蹂躙され、男と男児たちがことごとく殺され、女という女が犯されていく

          ZtS47 vol.18 : ZEROtoSUMMIT 群馬

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          納得度指数で生きる

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          6月6日の入学式

          まだ冬の寒さが残る2月末、 小学四年生だった娘のクラスが閉じられた。 ほどなく息子も保育園に預けにくくなくなった。 桜はとうに散った。 梅雨も近づいてきた。 すでに登校もして、自宅学習も始まっていた。 そんなある日、小学校の入学式があった。 6月6日の入学式。 この歴史的一日のことを、 ぼくは一生忘れないだろう。 忘れてはならないのだろう。 そして…… 厳粛な入学式のさなか、司会者が連発した 「保護しゃまの皆しゃま」 も、歴史的な言いまつがいとして ぼくの中で一生残

          走ることで見えてくるもの(2)

          すべてが凍結にコロナ禍で3月の大阪篇ゼロサミをはじめ、5月の東海道餃十三次、そして今秋の韓国縦断餃子ランまで、すべての予定がぶっ飛んだ。 来年から始動を予定していた海外プロジェクトも、完全に凍結状態。 どうにもならない。 しかし、いいこともいくつかあった。 そのひとつは、ゼロサミについての考えを深められたことだ。 ぼくは何を見ようとしているのか「あなたは何を見ようとしているのか」 ある方からそんな問いかけをされ、ひたすら考えた。 妻とも話し合って考えた。 そして、ひと

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