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障害の医療モデルと社会モデルって何!?
こんにちは!
インクルーシブウェア(=身体に不自由があっても気軽にオシャレを楽しめる服)の新ブランド『キヤスク with ZOZO』の中の人です。
今回は、障害の医療モデルと社会モデルについてのお話しです。
この2つの考え方は、社会生活の中でどのように影響するのでしょうか?
医療モデルとは
医療モデルは、障害を個人の身体的・精神的な機能に起因する問題として捉える考え方です。
このモデルでは、医療やリハビリテーションによって障害を治すことが求められます。
たとえば、車いすユーザーが店舗に入れない状況では、障害の原因は「歩行ができない」という個人の機能にあるとされ、解決策は治療やトレーニングをすることになります。
この考え方は医療の現場で有効ですが、生活全般においては限界もあります。
なぜなら、すべての障害が治療やリハビリによって完治するわけではなく、現実には、障害と付き合いながら生活していく必要がある方も多いためです。
社会モデルとは
社会モデルは、障害の要因は個人ではなく社会にあると考えます。
例えば、車いすユーザーが店舗に入れないのは、歩けないことではなく段差や階段が原因と考えます。
つまり、障害の原因は社会にあり、その障壁を取り除くことが社会全体の責任だとするのが社会モデルの基本的な考え方です。
この視点に基づいて、バリアフリーの設計やユニバーサルデザインが進められ、多様な人々が利用しやすい環境を作ることが重視されています。
キヤスク with ZOZO が目指すインクルーシブファッション
『キヤスク with ZOZO』では、社会モデルに基づいて、服の上にあるバリアを取り除いていきたいと考えています。
私自身、重度の心身障害のある娘を育てている中で、日常生活で服に困っており、「服が着れない、着れたとしてもすごく時間がかかってしまって外出がおっくうになってしまう」といった状況を抱えています。
「誰もが気軽にカジュアルファッションを楽しめる世界がつくれたらどんなに凄いだろう」
そんな思いからキヤスク with ZOZO を立ち上げました。
ワクワクした気持ちでお出かけしてほしい。
カッコよく仕事してほしい。思いっきり遊びを満喫してほしい。
その瞬間に、キヤスク with ZOZO が一緒に寄り添えたら。。。