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離婚調停(第2回目②):不成立

離婚調停はわずか2回で終わった。

これ以上、調停員が加わったからといって話の進展がないことはわかっていた。

不成立となった後は、引き続き当人同士で協議するのか、離婚裁判に進むのかの二択だ。

そして、私たちは裁判を望んでいない。
時間とお金と労力をかけたところで、誰もハッピーにならないことが明白だからだ。

調停が不成立に終わり、私は決めた。
離婚に応じてあげることにしよう、と。

決して自暴自棄になったわけではない。
相手の離婚したい気持ちが変わっていない限り、私が決めるしかないのだ。

私の離婚を望まない気持ちは当時から一切変わっていない。
なので、「離婚に応じてあげる」のだ。
「仕方なく、応じてあげる」のだ。

私たちには子供がいない。
不倫、暴力、借金といった、どちらが悪者かを明らかにするような状況でもない。

ダンナがこの先の人生を考えたときに、私との夫婦関係がイメージできなかった。気持ちが離れてしまった。
(ここで白状するが、性に対する価値観の違いがそもそもの発端なようだ)

子供がいない時点で、離婚は格段にしやすいものだと今回強く実感した。
離婚することで大きな影響を受ける人はいないのだ。
離婚を首尾一貫として望んでいない私以外には。

後日、ダンナと話し、「大変な決断をさせてしまって申し訳ない」と初めて謝罪の言葉をもらった。

私は納得も、気持ちの切り替えも何もしていない。
「仕方なく、応じてあげる」だけだ。

但し、相手を恨み、相手に依存する人生も望んでいない。
カラ元気を出して生きていくしかないのだ。

そして、次は親への報告だ。
ここでもまた一波乱ありそうな予感。
(つづく)


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