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【今日は何の日?】令和07年02月03日|今日の記念日・出来事・暦など
令和07年02月03日(月)は?
立春
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暦の上で春の始まりを告げる大切な日です。日本の二十四節気の一番目で、毎年2月4日頃(今年は2月3日)にあたります。この日は太陽の黄経が315度に達し、寒さのピークを過ぎて少しずつ暖かさが増してくる頃です。
昔から立春は、季節の節目として人々に親しまれてきました。節分の翌日にあたることから、新しい一年のスタートと考える風習もあります。農業では、この時期から種まきの準備が始まり、自然界でも植物が芽吹き、動物たちが活動を再開するなど、生命の息吹が感じられる季節です。
また、立春の日には「立春大吉」と書かれたお札を玄関に貼る習慣があります。これは、邪気を払い幸福を招くとされ、古くから庶民に親しまれてきた風習です。一年の健康や幸運を願って、多くの人々がこのお札を用意します。
現代においても、立春は春の訪れを感じる大切な日として意識されています。まだまだ寒さは残りますが、梅の花が咲き始めたり、日が少しずつ長くなったりと、自然の変化を通じて春の気配を感じることができます。
大豆の日
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節分には、煎った大豆をまいて邪気を払い、まいた大豆を年の数だけ食べることで無病息災を願う風習があります。
この風習にちなんで、大豆製品を扱うニチモウバイオティックス株式会社が2月3日を「大豆の日」と制定しました。2月3日は節分となることが多い日です(今年の節分は2月2日でした)。
大岡越前の日
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1717年(享保2年)のこの日に、大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)が江戸町奉行(南町奉行)に就任したことに由来。
忠相は、八代将軍徳川吉宗の治世において、江戸の南町奉行に抜擢されました。彼は江戸の防火対策として、町火消を組織し、火災による被害を大幅に軽減しました。また、庶民の意見を直接政治に反映させるために目安箱を設置し、民衆の声を積極的に取り入れる革新的な施策を導入しました。さらに、飢饉対策としてサツマイモ(甘藷)の栽培を奨励し、栄養価の高い作物の普及によって食糧不足の解消に努めました。これら数々の業績を通じて、忠相は江戸の人々の生活を大きく向上させ、その名を後世に残しました。
旧暦:1月6日
六曜:赤口(しゃっく・しゃっこう)
凶日。特に祝事は大凶。 六曜の中で仏滅に次ぐ凶日。
午の刻(午前11時~午後1時)は吉。それ以外は凶。訴訟や契約は避けるべき日とされています。
「赤」という字から、火や血を連想させることから、火の元・刃物に気をつけるべき日とされています。
六曜(ろくよう・りくよう)とは、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜を指し、日にち毎に縁起の良い、悪い、を判断する考え方です。
「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」→「赤口」の順で繰り返されています。
六曜は中国から始まり、日本には鎌倉時代に伝わりました。江戸時代には縁起の良し悪しを判断するものとして広まりました。
六曜は根拠のない迷信と見なされることもありますが、日本の文化の一部として受け入れられています。
日干支:癸卯(みずのとう/きぼう)
日家九星:四緑木星(しろくもくせい)
二十八宿:張宿(ちょうしゅく)
入学、就職、見合い、神仏祈願、祝い事に吉。
十二直:除(のぞく)
万物を折衝して百凶を除き去る日(障害を取り除いてくれる日)ということで、「除く」と言われています。
井戸掘り、治療開始、祭祀などは吉。
婚礼、動土(地面を掘り返して土を動かす)は凶。
七十二候:東風解凍(はるかぜこおりをとく)
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第一候。立春の初候。
春風が川や湖の氷を解かし始める頃。
春の季語にもなっている東風(こち)は、春先に吹く東寄りの柔らかな風のこと。春本番の穏やかな風とは異なり、まだ冷たさの残る早春の風です。
「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花、主なしとて春を忘るな」
菅原道真のこの句をはじめ、多くの和歌や俳句に東風は詠まれてきました。
動植物などの名詞を伴って「梅東風(うめごち)」「桜東風(さくらごち)」「雲雀東風(ひばりごち)」「鰆東風(さわらごち)」「朝東風(あさごち)」など、時間や時期に応じた名で呼ばれることもあります。
一年の始まりでもあるこの候は、春の兆しとなる柔らかな風が吹き、冬の間に張りつめた厚い氷を解かし始める、まさに春の訪れを表しています。
まだまだ寒さは残りますが、ようやく春の足音が聞こえ始めました。
七十二候は、一年を七十二等分し、それぞれの季節時点に応じた自然現象や動植物の行動を短い言葉で表現し、約五日間ごとの細やかな移ろいを子細に示したものです。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
往亡日(おうもうにち)
「往(行)きて亡くなる」という意味で、遠出、参拝、移転、嫁入りなどの「往(行)く」ことが凶となる日です。
暦注下段とは、暦の最下段に書かれていた日々の吉凶についての暦注のことで、単に下段とも言われています。古代中国から続く占術である農民暦が基になっています。
科学的根拠がない迷信としての要素が多く、明治時代に旧暦からグレゴリオ暦へ移行するときに政府によって禁止されましたが、当時の庶民は密かに使用し続けました。それ以前にも何度か当時の朝廷や政府によって禁止されることもありましたが、根強く残り続け、現代では自由に使用できるようになりました。それだけ庶民に強く支持されてきた暦注とも言えます。
選日:天一天上(てんいちてんじょう)
方角の神様である天一神(てんいちじん)が天に上っている期間。
癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日までの16日間のこと。
この間は天一神の祟りがなく、どこへ出かけるにも吉とされています。
天一神が天に昇っている間は、代わりに日遊神(にちゆうしん)と呼ばれる神様が天から降りてきて、家の中に留まるといわれています。この神様は不浄を嫌うため、家の中を清潔に保っていないと日遊神がお怒りになり、祟りを起こすともいわれています。
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