妄想/コーンが枯れた鉱山
多分自分しかしていない妄想。
何人かに話したけど共感してもらえない。
シチュエーションは、
例えば缶のコーンスープを飲む時。
最初はコーンがたくさん出てきますが
最後は中々コーンが取れないですよね。
そんなとき思い浮かべるのは、
枯渇した鉱山。
かつての賑わいを知る老人が言う。
鉱山衰退の時代しか知らない少年は
山盛りのコーンに思いをはせる。
一度でいいから自分も、
でっかいコーンに食らいついてみたい。
でもどんなに缶を傾けても
出てくるのはスープの残りのみ。
本当にコーンは枯渇してしまったのか?
そんなある日、少年は
通称「ほら吹きのサダ」に出会う。
少年は戸惑う。
そんなことを本当にやったら、
自分もほら吹き扱いされるかもしれない。
でも、僕はでっかいコーンを見てみたいんだ。
力を振り絞って缶を押し込む少年。
恐る恐る缶を傾ける。するとどうだろう、
コーンが2粒、少年の前に現れた。
あこがれのコーン。
鉱山は枯れてなんかいなかったんだ!
町の人たちも久しぶりのコーンに驚く。
あのころの活気を少し思い出す。
そうだ、この町にもできることはあるんだ。
少年の勇気は、人々の考え方を前向きにしてくれた。
とか妄想しているんですが、
似たようなこと考えている人はいないでしょうか。
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