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【夢を語る】こんな学校をみんなで作りたいね

 どうも、最近ログインできていないギルドマスターレオルドの鑑です。ただの自己紹介の記事が思ったよりいいねをもらえています。ありがたい限りです!

 このおおよその要因であろう、「無能の夢」を語ろうと思います。自己紹介の箇条書きでもわかる内容ですが、それを深堀していこうと思います。
ただの妄想なので、いつ実現するか分からないですが、実現するならあの箇条書きのクオリティで実現させたいですね。


無能の夢は学校を作ること

 僕は教師をしていたことがあり、やはり教育の仕事はどうしてもやりたい仕事なのです。教育といっても一言で表せられません。僕がしたい教育は、学習者が必要な知識や経験にアクセスすることなのです。
 僕は子供たちが自分の授業を聞いていたかだとか、まじめに取り組んでいたかとかは割とどうでもよいと思って接してました。それよりも、子供たちが授業という時間でいかに頭の中を整理して自分のために時間を過ごしたかに焦点を当てていました。
 いったい何が言いたいんだ?と思うかもしれませんが、僕は教師として僕が何を教えられたか以上に、子供たちがどんな学びの手段を使ったかを常に見ていました。よく僕が準備不足で子供たちがテキトーに遊ぶ姿も見受けられましたが、その中でも、「ああじゃね?」「ちがうよ、教科書にこう書いてんじゃん!」と必死に試行錯誤している姿を見て、「やっぱ子供ってすげえな」と感心するばかりでした。

 これらの経験から、「子供たちすげえ」現象が起こる環境を作れば、もっと学習する姿が見られて世の中楽しいことにあふれるんじゃないかなという思いがあって、学校を作ろうと思いました。ただし、昨今は様々なフリースクールが作られている中ですから、「それ、ほかのフリースクールに就職すればいいじゃん?」って話なんですけどね(笑)


皆が利用できる図書館を作る

 それでは、実際に作りたい学校について話すのですが、一言で表すなら「老若男女が楽しめる図書館」です。

 「は?」ってなりましたか?僕ならなりますね。言ってることが違いますもん。「お前学校作るって言って図書館ってなに?」ってなりますよね。今書いてて僕もなりました。でも、仕方ないじゃないですか。休職中に、「みんなが色んな知識にアクセスして、いろんな人と交流しながら学べるような教育施設みたいなの無いかな~」と思ったら、図書館の絵面がドーンと脳みそに入ってきたのだから仕方がないのです。どこの誰でも使える図書館を作ってそこで授業をすればよいのです。

 この記事を読んでらっしゃる方で、有田川町のアレックって知ってますか?僕は行ったことなくて知らないんですけど、職能大時代のクラスメートが「一日中引きこもれる」と大絶賛していたんですよね。図書館のくせに何でもできると。そんなパラダイスな施設が和歌山県にあるんですよ?なんで全国にないの?って思いますね。まぁ、有名なミカンの産地ですし、財政が潤っているのでしょうね。

 あと、この夢を構想段階で、大学院時代の博士課程の先輩にお話ししたらですね、T-SITEというステキ施設も紹介していただきました。気になりすぎて彼女に「行きたい場所あるから付き合って?」って言って、車走らせて楽しんできましたよ。マジでお洒落でワクワクする場所でした。

 図書で知識にアクセスしながらも、リラックスした空間で、様々な講座が開かれて読書以外の様々なワークショップに立ち会えるわけなのです。学習者側からしたら最高じゃないですか?知りたいときに知りたい知識に、経験したいときに経験したい体験を味わえる。考えただけで脳汁ドバドバ出ますよね?出ませんか?

 こういったモデルがあるから、図書館というイメージがバン!と頭に浮かんだのかもしれません。


レベル分けされていない知識に触れさせてみたい

 僕が図書館に固執する理由としてはもう一つありまして、教科書じゃ知識が足りないからです。大体各学校、1教科1冊の教科書をお使いになられていると思います。基本は都道府県ごとに東京書籍なのか教育図書なのか開隆堂なのか決められてたりすると思います。それでも足りないため、副教材としてノートやワーク、資料集が利用される場面が多いかと。しかし、私からするとそれでも足りない。教科書などは大学の教授方が携わっていて、情報ソースとしてはいいものだと思いますが、情報を取り出すものとしては足りないのです。
 個人的な使用感としては、飽くまでも教える側の手引書として最高ではあるものの、学ぶ側の引用所としては良作止まりです。「良作でええやん」ってなるかもしれませんが、自ら学ぶ上で、教えることに配慮された教科書は未開示情報が多いのです。なので、学習時に教科書や資料集しか情報のソースがないのは、教育としては悪手だと考えております。
 一方、図書館であれば様々な蔵書から付随する知識をたくさん取り出せます。情報過多なのです。その方がいいのです。多くの情報から自分が必要な情報を取捨選択する事を日常的に行う。こんな学習の方が学習者にとって良いのではと思います。

 そう思う理由として、理解力は人によって違うからです。当たり前のことと思われるかもしれませんが、それならなぜ、教室で同じように教えられるのでしょうか?そこでドロップアウトした人は一生ドロップアウトですか?そうじゃなくて、他の方法に触れてみて、自分に合う方法で成長した方が皆が大人になれるじゃないですか?大人になれない子供をふるいにかけて落とすくらいなら、僕は拾いたい。しかもただ拾うんじゃなくて、子供自身で這い上がれるような拾い方をしたいですね。だから自ら取捨選択できるように、何でも手に入る方がいいのです。教師の仕事は、「欲しければ自分で取りに行きなさい」と学習を支えてあげることなのです。

 あと、もう一つ理由があって、学年という枠を取り外したいということを考えています。発達段階でやれること、覚えられることは違いますし、知識は系統立てて覚えるものもありますが、「自分の学習状況は自分で把握しろ」と言いたいわけです。なので、この妄想の学校で担任の先生になる方には大変負担になると思いますが、担当した児童生徒の成績をしっかりと保管して、後ほど書こうと思いますが、時間割調整の時に本人に提示してあげてください。
 何が言いたいかというと、遅れてる知識があったら、取り返すこともできるし、一足先に上位の知識、なんなら小学生が中学校で学ぶような知識をやっててもいいんですよ。なんなら小中学生が高校生の授業受けてもいいです。何でもありです。自分の学習したいこと、学習状況に応じて様々な知識や体験にアクセスしてほしいです。好きな本を勝手に読んでなさい。


学校外の人に利用してほしい

 学ぶ上で大事なのは、様々な知識にアクセスすることですが、その手段の一つとして、様々な人と対話することが大事だと思います。僕が図書館として施設を作りたいのは、児童生徒よりも、圧倒的に施設利用者の人口を多くしたいからです。学校を運営するうえでの設備費用の捻出にも大事ですが、施設利用者との交流を行うことで学校内ではできない知識や体験のアクセスをしてほしいのです。
 図書館内にはワークスペースを充実させますし、図書館周りに木工室や美術室や音楽室などの作業スペースを設置して、そこで利用者が様々なワークショップを開いたりできるようにします。そこで客も児童生徒も利用できれば、その場でできる学びの幅は無限に広がります。しかも、児童生徒以外も利用できるのであれば、保護者も一緒に授業やワークショップに参加することだって可能なわけです。

 体育館では地域の人々がスポーツ活動に使っていただける中混ぜてもらったり、もしコンサートホールが設置できれば、クオリティの高いコンサートに日々触れながら学習することができるのです。何なら児童生徒たちの発表の場に参加して、互いにいい刺激を与えあうことができるのです。生涯学習の場としての学校が成立するわけです。

 この環境そのものが、社会に開かれた教育課程を体現できるのではないかと思います。ぜひ、世界の子供は世界のみんなで育てていきましょう。

 みんなでスポーツしたり、みんなで物作ったりしたいなぁ・・・笑


いろいろな子供と関わりたい

 ここからは、図書館であるという理由というより、この学校の仕組みに踏み込んで話していきたいと思います。僕の願望としては、せっかく学校で教師をするんだから、どこぞのベルトで変身するヒーローではないですけど、「学校の連中全員と友達になる」まではいかなくても、知り合い程度には緩くつながっていたいですね。
 中学校教員時代は技術を担当していたので全生徒とお知り合いになれたのが嬉しかったですね。どんなすごい奴や面白いやつがいるのか、全生徒見ないとわからないですから。それは学校作ったとしても同じ状況でいたいですね。担任をしていなくても、担当をしたことなくても、生徒なら知っている、そんな先生でいたいのです。そこで、この学校の担任システムとカリキュラムの決め方を書いていきたいと思います。

 まず、担任システムですが、教師側は基本は免許を持っている学校種の生徒を受け持つことになります。生徒側はそのシステムとは関係なく希望の先生につくことができます。矛盾しだしましたね。まぁ、希望通りに物事が進むわけではないので、担任に関してはそういった自由さがあってもいいのかなと思います。飽くまでも生徒が選択する事を軸に担任システムを構築してます。なので、免許外の先生に希望が出てしまったらそれは運命です。うらやましい限りです(私は中学の免許しかありません)。
 そして担任の業務なんですが、一週間に一回程度、時間割を決める面談を行います。担当する児童生徒の要請に応じて、教科担当の先生に連絡を取って、授業を申し込みます。基本は児童生徒自身にやらせるように促します。成績表で学習進度を確認し、相談しながら時間割を決めます。
 ちなみに担任を変えたいときは、相談して自由に変えてもOKです。いろんな先生と触れ合いましょう。

 担任システムについて深く語るためにも、カリキュラムシステムも説明しないといけません。まず、カリキュラム決めに関しては小中高関係なく教科ごとに作成していく形になります。たとえば小学校で物理実験を担当する先生がいたり、音楽の合唱を担当する先生がいたりすることもあり得るわけです。もちろん全教科の話し合いに参加するスーパーマンがいてもいいです。そして、カリキュラムは一条校を目指しているわけではありませんが、学習指導要領をもとに組み立てます。学習指導要領解説と国立教育政策研究所の参考資料を熟読し、評価規準を作成します。

 作成した評価規準をもとに、授業を作り上げていく形になります。そして、学習指導要領にも書かれてある学校教育法施行規則にも示されている授業時数は基本無視します。多分作っていく中で学習指導要領通りの時間に収めようと思うと、授業時数が足りません完全にオーバーしていいので評価規準に即した授業を徹底的に生み出してください。つまり普通の学校と比べて明らかに授業の数が多くなります。そういったこともあり、先生は100人くらいは欲しいなと思います。各自の専門で分けたり、複数人で見る授業があったり、その授業の実態に応じて様々な先生が関わっていけばいいと思います。
 そうやって作成された大量の授業の中から、児童生徒自身が要望に応じて「この日のこの時間に、この授業を受けたい」と決めていきます。ちなみに時限は作りたくないので、「〇〇時から」が基本になります。
 例えば、朝早くにしか来ない先生と、朝の6時からバードウォッチングの授業とかもやっちゃっていいわけです。ちょっと日が沈んだ後の18時くらいに月の観察の授業もやっちゃっていいわけです。とりあえず、先生の予定と児童生徒の要望がマッチングすれば授業が成立します。
 かなりごっちゃになると思うので、予定をマッチングさせる仕組みを作らないとですね。そうやって複雑な時間割を作っていく形をとりたいと思います。好きな時に好きなだけ学習できるようにしていきたいわけです。

 あと受ける授業の数は制限しません最低限もなければ最大限もありません。時間の許す限り授業を入れるもよし、逆に一週間何にも入れずに施設内でのんびりと過ごすもよしです。先生も然りなので、生徒とめちゃくちゃ遊ぶだけの一日とかもあっていいと思います。基本は担任業務と要請された授業をこなせば、教材研究だろうが掃除だろうがお昼寝だろうが何でもやっちゃってください。


図書館はぱっと見学校と切り離されて見える

 これだけ長々と学校システムの説明をしましたが、図書館側もきっちり成り立ってないとこの施設は完全な姿にはなりません。僕は商業施設としての図書館と、教育施設としての学校を分けていて、学校からすると、図書館はフィールドとしての位置づけになるのです。しかし、そしたら図書館はおまけなのかというと、そうではありません。図書館は図書館自体で成り立って集客し続ける必要があるのです。

 ではどのような施設になるかというと、初めに「皆が利用できる図書館を作る」で説明したように、アレックやT-SITEをモデルにしているわけです。蔵書を中心に、様々なスペースが点在しているわけです。なので本を読む目的以外にも、木工室や美術室で物を作ったり、図書館内のスペースや会議室などで、井戸端会議などの意見交流の場として使えればいいのです。それ以外にも、テナントを設置してカフェ文房具屋雑貨屋などを設けて、お金のやり取りができる場にもなるのが理想と考えています。この目的としては、雇用の創出もありますし、何より、通ってる生徒が気軽にバイトできる場所にもなりうると思います。
 ここは意見が分かれるところだと思いますが、個人的にはいつもお世話になっているサービスを提供する体験が気軽にできることは、社会に出るうえでの安心安全につながりますし、成長する経験としては敷居が低くていいとおもうんですよね。だから、様々な店があってほしいなと思います。

 問題は図書館としての役割なのですが、利用料をどうするかです。個人的には先生とは別に大量の司書さんで運営していただきたいと思っていますので、ただで図書館を利用するのでは割に合わなくなってくるのです。様々な施設を使うのにも利用料を取らないと割に合わないですがね。なので、基本は入場料を取る形なのかなと思っています。どこぞのテーマパークみたいな感じですね。支払って入ってしまえばあとは好きに過ごしていいわけですから。図書館・学校界の快活クラブですよ。それで採算が合う値段で運営していくのがベストかと思います。

 そこで、入場料を低くするためにも、多くの集客が必要だと思うので、魅力的な施設であることが大事です。常に満員御礼みたいな形になればいいなと思うので、やっぱ普通のフリースクールや民間図書館みたいな規模だと難しいよなぁというのが悩みです。

 そういったテーマパークみたいな図書館のなかに生徒が入り乱れている状態なので、ぱっと見はなんか別に見えてるくらいがちょうどいいかなと思います。これが図書館ではなく学校に見えているなら、一般客は入りづらいと思うので


施設関係者も客も、個人・集団で気軽に過ごせる

 そして僕個人が一番こだわりたいのは個室の存在です。基本的に図書館はオープンスペースなのでうるさいです。T-SITEみたいなイメージです。静かに本を読みたい人には最悪ですね。なので、個室を設けたいと思っています。個室の中で本だけと向き合う、そういった需要をかなえてあげなければ、本の虫が近寄らないですよね。図書館なんだから本好きのニーズに向き合えなければ終わりだと思うので、そこは徹底したいです。

 そしてそのこだわりは司書さん、教師、生徒にも適用されます。大きくはないですがちょっとしたオフィスを一人一人に与えます。これが普通の学校にあまり存在しない部分だと思います。みんながパーソナルスペースを持つことの安心感は、業務・学習効率につながると思うので、個々のスペースを利用して、緩急つけて生活できるようにしたいです。基本は机とベッドがおけるくらいのスペースです。お昼寝してください(笑)

 ここで懸念されるのが、個室で何かしらの問題が起こるかも、みたいな話なんですけど、正直施設の中が楽しいことであふれてたら基本悪さしないと思います。それに多くの人が行き来する場だと悪さするのも相当勇気がいると思うので、問題が起きたときにケースバイケースで解決できればと思います。そういった仕組みをみんなで作っていけたらと思います。


皆でパラダイスみたいな場所を作りたい

 さて、長々と書いてしまったので、ここでいったんこの記事を終わりたいと思いますが、まだまだ、僕の妄想はこれで終わりません。しかし、この妄想を実現するためには僕一人では断然無理です。大金持ちでもなければスーパーマンでもないので。てかむしろ無能なので。ここに書ききれなかったことは次の記事に回して、どういう場を作りたいのかということで僕の夢を語らせていただきました。
 もし、こんな記事でも皆さんの心をワクワクさせることができたのなら幸いですし、興味を持たれた方がいたら感激です。この夢は僕自身がかなえなくても、誰かがかなえてくれたなら本望です。ぜひ、皆さんでパラダイスみたいな場所を、いろんなところで作りませんか?僕も頑張って生きていつか作りたいと思います。

 7000字を超える記事を読んでいただき、誠にありがとうございました!

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