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雑司が谷散人の街道遊歩 0890

中山道 10日目-05 2019.8.9

八幡宮の創建は貞観元年で、馬産地の管理をしていた滋野貞秀によるという。
ここでも信濃国と馬との関係が垣間見える。
拝殿は天明4年、その後ろの本殿は同3年の築。
天明3年は浅間山大噴火の年で、本殿から先に再建されたことがわかる。

八幡宮

八幡宮拝殿の脇にあるのが、旧本殿の高良社。
こけら葺の建物は延徳3年の築で、国の重要文化財となっている。

八幡宮旧本殿の高良社

八幡宮前を過ぎると、右手に本陣小松五右衛門家跡。
和宮降嫁の際の宿泊地で、行列の通過に4日かかったと伝わる。
中山道の本陣のうち、現存する最古の門といわれる表門だけが、今は残る。

本陣小松五右衛門家跡

八幡宿は、明治22年発足の南御牧村の中心地。
昭和30年に浅科村の一部に。

八幡宿

八幡宿を出ると、次は望月宿。
ここも距離は短い。

八幡宿

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