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雑司が谷散人の街道遊歩 0839

日光街道 3日目-11 2019.6.13

国道4号に沿った日光街道旧道左手に、一里塚跡の案内板。
ここは幸手宿と栗橋宿のほぼ中間点。
祠には弁財天。

一里塚跡

国道4号は権現堂川の右岸へ。
権現堂川は利根川の河川改修で昭和3年に廃川となったが、中川開発事業のひとつとして調節池が整備され、ここから下流へ少し下ると、権現堂調節池(行幸湖)となっている。

権現堂川

日光街道は東北新幹線の高架をくぐり、国道4号へ戻ると、小右衛門交差点の先で旧道が左へ分かれる。
すぐ右手に川通神社。
かつてはこの社の前を過ぎると、左手に浅間山を望み、江戸からの旅人は足を止めたという。

川通神社

国道4号栗橋交差点を過ぎると、日光街道旧道は鉤型に曲がり、栗橋宿に入る。
右手には焙烙地蔵。
古く、利根川の関所破りをした罪人が火炙りの刑に処せられたことから、後にその供養のために焙烙地蔵が祀られたという。

焙烙地蔵

栗橋宿は江戸から7番目の宿。
利根川対岸の中田宿と合宿となる。
栗橋も杉戸、幸手と同様、古くは下総国で、寛永14年に武蔵国へ編入。
宿の東に利根川と権現堂川の分流点があり、栗橋河岸が置かれた。
栗橋宿は水陸交通の要衝として発展してきた。

栗橋宿

この後、日光街道旧道から左へ折れ、JR栗橋駅へ。
日光街道の旅3日目はこれにて終了。

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