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雑司が谷散人の街道遊歩 1015

中山道 12日目-10 2019.11.5

木落し坂の高低差は100m余り。
崖のような急斜面を巨大な樅の木が一気に引き落とされていく「木落し」は、御柱祭の最大の見せ場となる。

木落し坂

御柱祭の正式名称は、式年造営御柱大祭。
寅と申の年に行われる式年祭。
山中から御柱として切り出される樅の大木は、諏訪大社上社本宮、前宮、下社秋宮、春宮それぞれ各4本、計16本。
このうち下社秋宮、春宮の8本が、3日間かけてこの木落し坂から引き落とされる。

木落し坂

木落し坂の脇から斜面を下っていく、中山道旧道。

木落し坂付近

東俣川の谷へ下っていく中山道旧道。
道祖神や馬頭観音の集められた一画。

東俣川

落合発電所前で国道142号に合流した中山道旧道は、落合橋の手前で再び国道の左手に分かれる。
旧道に沿って流れる砥川は、車山から諏訪湖へ注ぐ川で、諏訪地方で最初の発電所として明治33年に開設されたのが、落合発電所。

砥川

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