雑司が谷散人の街道遊歩 0888
中山道 10日目-03 2019.8.9
中津橋で千曲川を渡ると、中山道旧道は御馬寄の集落へ。
古く、朝廷に献上する馬を集めた場所、勅旨牧だった場所という。
「延喜式」によれば、勅旨牧は信濃、甲斐、上野、武蔵の4ヶ国に置かれたというが、中でも信濃国の勅旨牧は16ヶ所にも及んだようで、他国より圧倒的に多かったようだ。
御馬寄の中山道旧道は、緩やかな上り坂が続く。
御馬寄の集落の西外れには、昔ながらの道も僅かに残る。
中山道旧道右手に、御馬寄一里塚跡を示す標柱。
江戸日本橋から44里目。
今は痕跡も無い。
中山道旧道左手に「御井大神」と刻まれた碑など。
水の神で、湧水の跡地だろうか。
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