見出し画像

雑司が谷散人の街道遊歩 0708

中山道 4日目-08 2019.3.19

国道17号右手、鎌倉町交差点の角に、熊谷ローカルの八木橋百貨店。
交差点から南へ向かう通りは、松山宿(東松山)を経て日光脇往還(千人同心街道)、八王子通り大山道へ通じる道筋で、2017年12月に歩いた道。

八木橋百貨店

八木橋百貨店は熊谷に1店舗しかないローカル百貨店だが、創業は明治30年という老舗。
中山道は八木橋百貨店東側の入口付近で国道から旧道が分かれていた為、百貨店で消滅かと思いきや、店内の旧道上が売場内の通路となり、ここが中山道だったことを示す装飾も施されている。

八木橋百貨店内の中山道の道筋

八木橋百貨店内の中山道旧道上の通路を抜けると、西側の出口へ。
旧道はそのまま直進。
一番街と書かれたアーチが架かる。

一番街

中山道旧道は国道17号へ。
石原1丁目交差点で国道を横切る遊歩道は、東武熊谷線の廃線跡。
戦争末期に太田市の中島飛行機への輸送を目的に建設された路線で、昭和18年に熊谷〜妻沼間が開業。
廃止は昭和58年。

東武熊谷線の廃線跡

石原1丁目交差点は、中山道と秩父往還の分岐点。
東武熊谷線廃線跡の遊歩道に、秩父往還を示す3基の道標が保存されている。
それぞれ「ちちぶ道志まぶへ十一リ」「秩父観音巡礼道」「寶登山道」と刻まれている。

秩父往還の道標

いいなと思ったら応援しよう!