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雑司が谷散人の街道遊歩 0875

中山道 9日目-04 2019.7.30

国道18号に沿って、追分一里塚。
ここは国道の両側に塚が残る。
江戸日本橋から40里目。

追分一里塚

追分一里塚跡を過ぎると、国道18号右手に旧道が分かれ、追分宿に入る。

追分宿へ

中山道旧道右手に、緑に包まれた浅間神社。
読みは「せんげん」ではなく「あさま」神社。
本殿は室町期の築という。
境内の芭蕉句碑には「ふきとばす石も浅間の野分かな」と刻まれる。

浅間神社

追分宿は江戸から20番目の宿。
追分とは中山道と北国街道との分岐点を指し、宿の西側にその追分がある。
天保14年の記録で、本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠35軒とあり、軽井沢宿、沓掛宿とともに、浅間三宿のひとつとして賑わった。

追分宿

追分宿は、明治期の鉄道開通とともに宿場としての賑わいは失われるが、静かな避暑地として多くの文学者が居を移し、独特の文化の香りを醸成したエリアともなった。

追分宿

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