雑司が谷散人の街道遊歩 0990
日光街道 8日目-05 2019.10.23
七本桜地区の日光街道旧道。
今市宿が近い。
杉並木の日光街道旧道が国道に合流すると、中山道倉賀野宿からの例幣使街道との合流点。
左手には追分地蔵尊。
追分地蔵尊として鎮座する地蔵像は、もとは大谷川の含満ヶ淵にあったものが洪水で流され、今市の河原に埋もれていたものを、近くの石切職人が大きな石と思って楔を打ち込んだところ血が流れ出し、驚いて掘り出すと地蔵像だったと伝わる。
追分地蔵前で日光街道に合流してくる道筋が、中山道倉賀野宿からの日光例幣使街道。
家康の没後、東照宮に幣帛を奉献する勅使が、京から江戸を経由せずに日光へと向かった道筋。
例幣使街道の杉並木は、ここから小倉までの約13.2キロ続く。
国道は追分地蔵前から今市宿へ。
左手には渡邊佐平商店。
天保13年創業の酒蔵。