雑司が谷散人の街道遊歩 0961
伊勢街道 2日目-07 2019.10.6
栗真町屋町の伊勢街道旧道。
栗真町屋町の伊勢街道旧道左手に、自然石を使った大きな常夜燈が立つ。
嘉永4年のもの。
三重大学前交差点で国道23号に合流する伊勢街道は、志登茂川手前で旧道が右へ分かれ、江戸橋で志登茂川を渡る。
江戸橋の名は、参勤交代で江戸へ向かう津藩主への見送りが、この橋までだったことに因むという。
志登茂川は安濃川、岩田川とともに津の代表的な川で、江戸橋を渡ると津の市街地に入る。
江戸橋西詰は、東海道関宿からの伊勢別街道との合流点。
右手からの道が伊勢別街道で、京方面から伊勢への旅人が通った道筋。
合流点(追分)には、安永6年の常夜燈が立つ他、一身田にある専修寺(高田本山)への道標も残る。