雑司が谷散人の街道遊歩 0922
日光街道 4日目-09 2019.8.20
国道左手に「野木宿入口」と書かれた小さな案内板がある。
野木宿の江戸寄りは新野木で、宿の入口には木戸があり、新野木木戸口と呼ばれた。
野木宿は江戸から10番目の宿。
宿の手前で上野国に入っているが、中田宿、古河宿とともに古河藩が管理した古河三宿のひとつ。
江戸寄りの新野木と日光寄りの本野木から成るが、もともと小規模な宿だったこともあり、今はその面影も殆ど無く、国道沿いに淡々と民家が並ぶ景観となっている。
国道左手、浄明寺手前の交差点に、野木一里塚跡の小さな案内板。
新野木から本野木に入ると、国道左手に太平山道の道標が残る。
太平山道は太平山信仰の道であると同時に、栃木で日光例幣使街道に通じたことから、日光街道の裏道としても利用されたという。
国道左手に小さな観音堂が見えると、野木宿の北口木戸跡。