雑司が谷散人の街道遊歩 0600
東海道 29日目-03 2018.12.18
ねじりマンポの上には、蹴上インクラインの軌道が蹴上船溜りと南禅寺船溜りを一直線に結んでいる。
大津から京都への琵琶湖疎水の一部で、高低差の大きな場所は軌道上を走る台車に船を載せて運行した。
昭和35年に稼働停止。
蹴上駅の先で三条通りは左へカーブするが、その右手に蹴上発電所。
インクラインの動力源として明治24年に運転開始。
近隣や京都市電にも配電された。
今は関西電力の発電所。
三条通りこと東海道は、三条大橋まであと僅かの距離に。
通りには三条広道バス停。
広道とは、今の岡崎通りの旧称とのこと。
三条広道の三条通り北側には、昔ながらの長屋風景も残る。
この長屋の路地の奥にあるのが、合槌稲荷。
能や歌舞伎の演目「小鍛冶」ゆかりの社。
三条神宮道交差点から北側に目を転じると、平安神宮の大きな鳥居。
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