雑司が谷散人の街道遊歩 0847
中山道 8日目-08 2019.6.19
南向馬頭観音の置かれた山を北側へ巻くと、岩の上に今度は北向馬頭観音。
ここも道の北側が険しい斜面で、危険な尾根道だったことが偲ばれる。
北向馬頭観音の少し先に、一里塚の案内板。
どのあたりに塚があったものか、樹々に埋もれて判然としない。
一里塚の先は、座頭ころがしと呼ばれた急坂。
赤土で滑りやすく、目の不自由な旅人には危険な場所だったと思われる。
左手から明治天皇御巡幸道が合流してくると、その先は栗が原と呼ばれる平坦な広場。
明治8年、ここに見回り方屯所が置かれた。
道は杉林の中へ。
このあたりは入道くぼと呼ばれる。
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