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雑司が谷散人の街道遊歩 0754

中山道 6日目-07 2019.4.29

柳瀬橋を渡ると、再び高崎市へ。
烏川左岸の土手を下流側へ少し戻ると、柳瀬の渡船場跡地付近から、中山道旧道が西へ向かう。
このあたりは岩鼻町。
烏川と井野川に挟まれた丘陵地の突端を示す地名。
岩鼻代官所の置かれた場所。

岩鼻町

中山道旧道左手に北向子育観音。
頬杖をした如意輪観音で知られるという。

北向子育観音

中山道旧道は国道17号を渡り、JR高崎線を跨ぐと、下町交差点へ。
ここは京方からの中山道と日光例幣使街道との追分で、道標、常夜燈、閻魔堂がある。
京方から見て左が例幣使街道、右が中山道。

日光例幣使街道との追分

下町交差点から倉賀野宿に入る。
江戸日本橋から12番目の宿。
烏川舟運の河岸があったことから、上信越と江戸との物流の集積地ともなり、賑わいを見せた。
江戸方から順に下町、中町、上町があり、中心が中町。
信州諸藩から運ばれる回米河岸としても機能し、多くの米問屋が軒を並べた。

倉賀野宿

中山道旧道左手に矢島家住宅。
美しい卯建が倉賀野宿の繁栄を物語る。

矢島家住宅

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