見出し画像

雑司が谷散人の街道遊歩 0977

日光街道 7日目-08 2019.10.14

国道119号は右へのカーブを描きながら、野沢町から大杉屋へと向かう。

国道119号

国道右手に見える八角形の煉瓦造の建物は、宇都宮市水道今市水系第六号接合井。
日光街道に並行して敷設された今市浄水場からの送水管が今市水系で、接合井は送水管の水圧調整の施設。
宇都宮市の近代水道の遺構で、大正4年の築。

宇都宮市水道今市水系第六号接合井

徳次郎宿が近づくと、国道の左右には大谷石の蔵が多く見られるようになる。
このあたりは地元産の徳次郎石を使った蔵が多く、窓の飾りや付け柱など、加工しやすい徳次郎石の特徴を活かした蔵が多く見られる。

徳次郎石の蔵

徳次郎付近では、石屋根の蔵も見られる。

徳次郎石の蔵

徳次郎は大谷石の採掘エリアの北限にあたるが、一般的な大谷石よりキメの細かい石が採れ、徳次郎石と呼ばれて区別されてきた。

徳次郎石の蔵

いいなと思ったら応援しよう!