雑司が谷散人の街道遊歩 0909
中山道 11日目-04 2019.8.10
芹沢の集落に入る中山道旧道。
上り坂が少し急になると、左手に「是より和田宿」と刻まれた大きな自然石の碑。
中山道旧道右手の和田中学校手前に、和田埜神社の鳥居が建つ。
中学校裏手奥にある和田神社の一の鳥居と思われ、参道は消滅しているようだ。
「和田埜」は和田神社の旧称。
中山道旧道右手に和田中学校。
山を背に建つ昭和26年築の木造校舎。
学校としては平成29年3月で廃校に。
和田宿は江戸から28番目の宿。
難所、和田峠を控え、次の下諏訪宿まで約23キロと距離があったこともあり、最盛期には荷駄を運ぶ伝馬役が70軒ほどもあったという。
和田宿の天保年間の記録では、本陣1軒、脇本陣2軒、問屋2軒、旅籠28軒。
本陣、脇本陣は中町に、その前後の上町、下町に旅籠や伝馬役の家、茶店などが並んでいた。