
雑司が谷散人の街道遊歩 0932
六本松通り大山道 01 2019.9.16
このところは中山道、日光街道と五街道を並行して歩いているところではありますが、ここで少し目先を変え、大山道の旅へ。
2018年3月に八王子通り大山道を歩き終えてから1年半ぶりの大山道。
今回は東海道小田原宿からの六本松通り大山道を歩く。
起点は青物町交差点で、甲州道の起点でもある。
ここは小田原北条氏の時代、野菜の市が開かれていた場所。
東西に通過する東海道を背に、大山道は小田原城下を北へ向かう。

青物町の続きに、一丁田町。
かつての商人町で、公用などで藩役所へ出向く村人が利用した郷宿があった町という。

大山道の道筋は、大工町通り交差点を左へ。
交差点角には台宿町の標柱。
このあたりも一丁田町から続くかつての商人町。

大山道の道筋は、大工町へ。
大工町は職人の町。鋳物師や左官、鍛治職人などが多く住んだという。

大工町通りから銀座通りに入ると、右手に寛文元年創業の「江嶋」。
お茶や和紙を扱う店で、建物は震災後の昭和3年に建て直されたもの。
