雑司が谷散人の街道遊歩 0877
中山道 9日目-06 2019.7.30
中山道旧道右手の鎮守の森に、諏訪神社。
どこからか馬子唄でも聞こえてきそうな、昔ながらの静かな雰囲気を残す。
追分宿の西のはずれで、中山道旧道は国道18号に合流。
かつては枡形に道が折れ曲がっていた場所にで、枡形の茶屋と呼ばれた茶店が数軒あったという。
そのうちの一軒「つがるや」が今も旧道右手に残り、往時の面影を残している。
「つがるや」前から追分宿を振り返る。
中山道や北国街道からここへ到着した旅人で賑わったかつての往来を思い浮かべ、今の風景に重ね合わせてみる。
追分宿を抜けて国道18号に合流すると、すぐに北国街道との分岐点「分去れ」となる。
中山道は左直進。
右が北国街道で、小諸、上田を経て善光寺まで、およそ18里の行程だった。
寛政元年建立の常夜燈の他、道標や歌碑などが残る。
「分去れ」の少し先で、中山道は国道18号左手に旧道が分かれる。
右手には中山道69次資料館があり、旧道に沿って江戸日本橋から京都三条大橋までを辿れるミニ中山道の小径が整備されている。
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