雑司が谷散人の街道遊歩 0921
日光街道 4日目-08 2019.8.20
横山町の日光街道旧道に残る、古い商家。
奥に見えるのは小澤糀店。
創業から160年余りという老舗。
横山町の日光街道旧道に、立派な煉瓦塀の家。
古河に続く野木の地は、明治中期から昭和40年頃まで、煉瓦の一大生産地。
古河市内には今も野木産の煉瓦による建造物が多く残る。
横山町の日光街道旧道は古河宿を抜け、県道261号へ合流。
その交差点に「栗橋道」と刻まれた碑が立つ。
日光方から見た日光街道を指すものと思われるが、ちょうどこの辺りが原町で分かれた祭礼道との合流点で、城下町を通らない祭礼道を栗橋への近道と位置付けたものか。
県道は茨城県と栃木県の境、すなわち下総国と上野国の境を越える。
野木交差点手前左手からは、野木神社参道が伸びる。
約500m程の参道の先に、およそ1600年前の創建と伝わる野木神社境内がある。
延暦21年、坂上田村麻呂がここを詣で、勝鬨をあげたという。
今の社殿は文政2年のもの。
野木交差点から、日光街道の道筋は国道4号へ。
この先、小山宿の手前まで国道を辿ることになる。