雑司が谷散人の街道遊歩 0900
中山道 10日目-15 2019.8.9
芦田川を渡ると、県道40号の中居交差点へ。
ここに芦田宿入口の案内標識がある。
芦田宿は江戸から26番目の宿。
難所とされた笠取峠の手前に位置し、佐久地域では最も古くに成立した宿。
生糸の産地として知られ、天保年間の記録では、本陣1軒、脇本陣2軒、旅籠6軒と、望月宿よりもやや小ぶりな宿。
地図を見ると、芦田宿の南に芦田城址と古町という地名があるが、古くは芦田城下の芦田村は古町にあり、これを移して開かれたのが芦田宿。
芦田宿にある「町」地名。これに対して旧芦田城下が「古町」。
県道右手に、芦田宿本陣土屋家。
唐破風の見事な玄関を持つ客殿は、寛政12年築。
芦田宿開設に尽力した土屋右京左衛門家が代々本陣を勤めた。