雑司が谷散人の街道遊歩 0648
中山道 2日目-07 2019.1.1
与野駅に近づく中山道旧道に、六国見の案内板。
このあたりは関東の六国、すなわち武蔵、相模、甲斐、信濃、下野、上野の山々を見渡したという景勝地。
与野駅前では赤山陣屋(川口市)と永田陣屋(さいたま市西区)を結んだ赤山街道が交差した。
さいたま新都心駅に近づく中山道旧道。
このあたりはケヤキ並木が美しい。
さいたま新都心駅前の中山道旧道。
再開発された新都心の風景の中に、ポツンと取り残されたように祠が残る。
鎮座するのは火の玉不動尊。
大宮宿の南にあたるこの地は下原刑場の跡地。
当時は一面の原野であったこの地に刑場が置かれ、武蔵国の罪人の処刑が行われた。
さいたま新都心駅前を過ぎると、やがて右手に大宮氷川神社の参道が分かれる。
ここは武蔵国一宮であり、武蔵国に280社ほどある氷川神社の総本社。
江戸初期の中山道は氷川神社の参道を使っていたが、寛永5年に西側に付け替えられ、今の大宮駅周辺の街並みの原形が出来上がった。
氷川神社参道付近は吉敷町。
中山道旧道はここから大宮宿。
大宮は氷川神社を指し、もとは氷川神社参道沿いに下町、中町、宮町と続いた。
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