雑司が谷散人の街道遊歩 0143
矢倉沢往還 6日目-08 2017.5.21
のどかな里山風景の中、矢倉沢往還旧道は尾根伝いに西へ伸びる。
次の集落は矢倉沢。
往還名の冠となっている矢倉沢の地がいよいよ近い。
尾根伝いに進む矢倉沢往還の旧道。
左手には県道沿いの苅野の集落が一望できる。
矢倉沢往還旧道には要所に足柄古道と書かれた道標があり、正しい方向へ導いてくれる。
この先、旧道は山北方面への足柄隧道の上を越えていく。
尾根伝いをしばらく進むと、矢倉沢往還旧道は矢倉沢の集落に向けて下り始める。
木立ちを抜ける道も歩きやすい。
矢倉沢往還旧道が県道78号に合流すると、矢倉沢宿の入口となる。
旧道は県道の向かい側を下る道。
ここにも足柄道の標識が立つ。
地名は関場。
矢倉沢関所のあった場所。
矢倉沢の集落に入る矢倉沢往還旧道。
商店などは無く、集落は静まり返っている。
やがて右手に矢倉沢関所跡の碑。
今は末光の表札の上がるお屋敷の中で、関所の御定番の子孫のお宅。
この後、バスで関本(大雄山駅)へ戻り、矢倉沢往還6日目を終了。