見出し画像

雑司が谷散人の街道遊歩 0715

京街道 4日目-03 2019.3.20

商店街のアーケードを抜けると、国道1号の京橋交差点。
目の前のJR大阪環状線のガードをよく見ると、「京街道」の文字。

京橋

京橋交差点から京阪京橋駅方向に進むと、大きな道標が残る。
「右 大和ならのざき」とあるのは、ここが大阪と奈良を結んだ古堤街道との分岐点だったことを示している。
道標の立つ場所は京阪線の旧線路跡でもあり、高架駅へ移設される昭和44年までは、京街道を京阪電車が横切っていた。

古堤街道分岐点の道標

京阪京橋駅の南側へと回り込み、高架線脇の繁華街を西へ向かう京街道旧道。
やがて正面に二人地蔵。

二人地蔵

京街道旧道を進むと、小さな植え込みに野田橋跡の碑。
野田橋はかつての鯰江川に架かっていた橋で、京街道に通じることから幕府架設の公儀橋だったという。
川は昭和5年頃に埋め立てられ、橋も撤退された。

野田橋跡の碑

京街道旧道は土佐堀通に合流し、寝屋川を渡る京橋へ。
京橋北詰に「京橋川魚市場跡」の碑。
江戸期に川魚を独占的に扱った市場で、明治末に中之島へ移転。

京橋川魚市場跡

いいなと思ったら応援しよう!