雑司が谷散人の街道遊歩 0675
下田街道 3日目-06 2019.1.22
箕作の集落を抜けると、左手の常夜燈のある石段の先に、米山薬師。
越後、伊予とともに日本三薬師のひとつといわれ、天平5年にこの地へ来た行基の作という薬師如来蔵がある。
国道414号は右手に稲生沢川を見ながら進む。
この先、下田街道はこの川に沿って下田へ向かう。
稲生沢川にぴったりと寄り添って進む国道414号。
百地蔵などを見ながら、道は松尾の集落へ。
松尾の集落では、所々に国道からわずかに離れる旧道区間も残る。
国道414号はお吉ヶ淵へ。
明治24年、稲生沢川の淵に身を投げた斎藤きち。
アメリカ総領事ハリスの世話係として仕えたが、異人との関わりから「唐人お吉」と揶揄され、下田や三島を転々とした後、この地で死を遂げたという。
