雑司が谷散人の街道遊歩 0676
下田街道 3日目-07 2019.1.22
お吉ヶ淵にお吉地蔵。
昭和初期の映画で唐人お吉の物語を知った新渡戸稲造により、昭和8年に建立されたもの。
お吉ヶ淵前で、下田街道旧道が国道414号右手に分かれる。
すぐ右手に向陽院。
境内の地蔵堂に多数の地蔵が並ぶが、これらは下田港で風待ちをしていた船頭が、海上安全を祈願して奉納したもの。
国道414号と並行する、蓮台寺駅前の下田街道旧道。
人影はない。
下田街道旧道に面して、立派な海鼠壁の民家が現れる。
海鼠壁は下田を象徴する風景であり、いよいよ下田が近いことを実感する。
下田街道旧道に反射炉跡バス停。
反射炉といえば韮山だが、もとは嘉永6年の黒船来航を受け、この地で築造が始まり、翌年ペリー艦隊の水兵が敷地内に出入りするようになったことから、場所を韮山に移した。
バス停を頼りにこの地を訪ねても、今は何の痕跡もない。
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