雑司が谷散人の街道遊歩 0140
矢倉沢往還 6日目-05 2017.5.21
開成町の矢倉沢往還旧道を歩いていると、至る所で灌漑用水の流れを目にする。
水田からの排水が勢いよく流れ、心地よい水音を町中に轟かせている。
酒匂川右岸の扇状地にある開成町。
それ故に、灌漑用水の水は北から南へとぐいぐい流れる。
十文字橋からしばらくは酒匂川右岸を南へ進む矢倉沢往還旧道。
並行する豊富な水量の用水路。
開成町の矢倉沢往還旧道は、緩やかなカーブを繰り返しながら、南から西へと向きを変え、足柄の山々を正面に捉える。
矢倉沢往還旧道沿いに、水田が開ける。
ちょうど田植えの終わった時期。
この水が用水路を通って灌漑用水へと流れている。
洞川付近で何度か曲がる矢倉沢往還旧道。
道にはここも水路が寄り添う。
水辺の道は、どこも絵になる風景。
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