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雑司が谷散人の街道遊歩 0818

中山道 7日目-04 2019.6.11

安中では「サムライマラソン」「安政遠足」の幟を多数目にする。
「遠足」は「とおあし」。
藩主の板倉勝明が藩士の鍛錬のために始めた徒歩競争で、安中城から碓氷峠熊野神社までを走らせたもの。
日本マラソンの発祥といわれ、この伝統を受け昭和50年から「安政遠足」の行事が毎年行われる。

安中宿

中山道旧道右手に見える森は、愛宕神社。
境内は古くは古墳だった場所と伝わる。

愛宕神社

古くは野尻と呼ばれた安中宿。
京方の上野尻は、上り坂が続く。
このあたりから左へ入ると、新島襄の旧宅がある。

上野尻

上野尻の先から中山道旧道左手には、悪途と書いて「あくつ」と読む地名がある。

悪途

安中高校交差点で国道18号を渡ると、中山道旧道は原市地区に入り、道の両側には江戸期からの杉並木が残る。
天保年間には700本を超えていたという杉は、昭和7年に300本余りに減少し、その後も枯死は進み、今は十数本を数えるのみとなっている。

原市の杉並木

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