雑司が谷散人の街道遊歩 0466
東海道 23日目-09 2018.8.14
国道1号を橋で渡ると、東海道旧道右手に石薬師寺。
弘法大師が巨石に薬師如来を刻んで開眼法要を行ったということから石薬師の名があるが、寺号を石薬師寺としたのは石薬師宿開設と同時の元和2年のこと。
石薬師寺前からの東海道旧道。
ここから京都まで、往時はあと3日行程。
蒲川が近づくと石薬師宿の家並みも途切れ始める。
次の庄野宿まではわずか2.7キロと近い。
蒲川橋で蒲川を渡る東海道旧道。
蒲川は蒲穂の生息地に因む名だとか。
石薬師宿の裏通りに珍しい蒲桜があり、地名との関連が興味深い。
蒲川の土手に石薬師一里塚跡。
往時から位置が少し変わっているようだが、宿場外れの風景の中で街道らしい雰囲気を出している。