見出し画像

雑司が谷散人の街道遊歩 0841

中山道 8日目-02 2019.6.19

薬師坂を上ると、中山道旧道は国道18号に合流。
上信越自動車道の高架下をくぐる手前に、水神宮が祀られている。
このあたりが原村と呼ばれた小さな集落だった頃、村の生活用水を守っていた水神様。
この先、国道は坂本宿に入る。

水神宮

国道18号は、坂本宿へ。
坂本宿は江戸から17番目、そして上州7宿の最後の宿。
碓氷峠を控えて多くの旅人で賑わい、最盛期には40軒の旅籠があったという。

坂本宿

坂本宿の設置は寛永年間のことで、もとは集落の無かった地に計画的に整備されたことから、中山道の道筋は一直線に延び、道の中央を用水が流れていた。
坂本は文字通り峠の麓の意で、鈴鹿峠を控えた東海道坂下宿と似ている。

坂本宿

国道18号に面して、坂本町道路元標が残る。
碓氷郡坂本町は明治22年に成立。
昭和29年に松井田町となる。

坂本町道路元標

国道左手の上州櫓造りの大きな建物は、坂本宿佐藤本陣跡地。
宿に2つあった本陣のうち「上の本陣」と呼ばれた佐藤家。
今の建物は明治34年築の旅籠の跡。

坂本宿佐藤本陣跡地

いいなと思ったら応援しよう!