雑司が谷散人の街道遊歩 0407
佐屋路 02 2018.6.12
金山駅に近い金山新橋南交差点角に、佐屋街道の道標が立つ。
『尾張名所図会』に佐屋街道と名古屋、熱田の「三所の堺」とあるのがここ。
直進するは美濃路。
佐屋街道は左へ。
佐屋街道は金山新橋南交差点を左に折れ、しばらくは県道115号として西へ向かう。
すぐに堀川を渡る尾頭橋。
この堀川を下っていくと七里の渡しの船着場。
近くの願興寺を建立した道場法師の生誕時、霊蛇が首に巻きついて蛇の尾と頭が並んで倒れていたという故事から尾頭の名があるという。
尾頭橋の下を流れる堀川は、名古屋城築城のために開削された運河。
尾頭橋を渡る佐屋街道の道筋を、新橋通りとも呼ぶ。
これは佐屋街道が津島街道に対して新しいことから、橋を新橋と呼んだことに因む。
新幹線の高架下をくぐる佐屋街道。
ここに津島街道のプレートがあるが、佐屋街道も津島を通ることから、津島街道と呼ばれることがあるようだ。
甚目寺回りの津島街道は佐屋街道の北側に並行することから、上街道ともいう。