雑司が谷散人の街道遊歩 0122
矢倉沢往還 4日目-01 2017.5.5
東海道の旅をひと休みとし、矢倉沢往還の旅、4日目。
さがみ野の街を北東から南西に、きれいな斜め45度の直線で貫く大山道。
相鉄さがみ野駅が近い。
もともと、相模野台地の名から駅名となり、町名となる。
さがみ野駅付近の大山道は、右手が座間市、左手が海老名市。
さがみ野の町名は座間市にあるが、さがみ野駅は海老名市にある。
さがみ野からかしわ台方面に続く大山道旧道。
地形に注意してみると、緩やかに尾根上を辿っている様子。
単調な風景に、この道で合ってるか不安がよぎると、道端から石像がじっとこちらを見ていたりする。
これこそ旧道の証。
大山道旧道は、望地交差点から住宅街の裏道に入る。
区画整理のされた空き地に、馬頭観音の碑がぽつんと残る。
望地の大山道旧道は、目久尻川に向かって坂を下る。
目久尻川にはその昔、河童が住み着いて悪さをしていたようで、村人たちがこの河童を捉えて「目を抉り」取ったことから目久尻川の名があるという。
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