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雑司が谷散人の街道遊歩 0142
矢倉沢往還 6日目-07 2017.5.21
もともと関本宿は、古代東海道の坂本駅(さかもとのうまや)が置かれていた場所で、県道78号右手の市営グランドがその跡地とされる。
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関本宿を抜けると、矢倉沢往還沿いに雨坪の地名。
宇治から江戸へ将軍家のお茶を運ぶ壺があり、この茶壺が小田原宿に入ると決まって雨が降ったという。
この茶壺がこの地から出た物とのことだが、坪は面積の単位でもあり、条里制によるはみだした土地、すなわち「余り坪」が地名の由来とも。
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矢倉沢往還旧道は苅野駐在所前から県道と分かれる。
この先の旧道は足柄古道として整備され、県道からの入り口には「足柄道」の標識が立つ。
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県道から分かれた矢倉沢往還旧道は、間もなく足柄神社境内へと入る。
足柄峠の神様を祀った神社で、かつては足柄峠にあったものが移されている。
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足柄神社からの矢倉沢往還旧道。
ここからは少し山道になるのかと思っていたが、簡易舗装のされた歩きやすい道になっている。
所々の道標がしっかりと導いてくれる。
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