雑司が谷散人の街道遊歩 0144
清戸道 1日目-01 2017.6.11
地元の旧街道歩き。
清戸道の旅。
起点は江戸川橋。
清戸道と護国寺への音羽通りが神田川を渡る橋。
ここから少し上流の大滝橋付近から下流を江戸川と呼んだ、神田川の別称による。
神田川は江戸の上水道、神田上水の流れでもある。
大滝橋付近に上水の取水口が設けられ、神田川に並行して開渠の上水が流れていた。
江戸川橋から後楽園方面へ通じる巻石通りは、神田上水の水路跡。
江戸川橋から西側の神田川左岸は、江戸川公園。
神田上水の跡地だが、これから清戸道が辿る目白台地の突端部南側にあたり、急斜面を緑が覆い尽くす美しい景観を生んでいる。
江戸川橋北側、江戸川橋バス停の先を左に入る道が、清戸道の旧道。
道は首都高速の下をくぐると、すぐに目白坂の上りとなる。
江戸川橋付近の古い地図を見ると、関口水道町、水道町、水道端町、小日向水道町など、水道地名が目にとまる。
いずれも神田上水に因む。
清戸道旧道右手の正八幡神社の狛犬台座にも、関口水道町の文字。
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