雑司が谷散人の街道遊歩 0829
日光街道 3日目-01 2019.6.13
碓氷峠を控えた中山道の旅をひと休みし、日光街道の旅へ。
3日目は粕壁宿から。
新町橋交差点を右へ折れると、古利根川を渡る新町橋へ。
かつては大橋と呼ばれ、宿から古利根川を渡る唯一の橋だった。
橋の上流側は、物資の集積地となった上喜蔵河岸の跡地。
新町橋で古利根川を渡る。
江戸期以前の利根川本流で、今は農業排水を落とす幹線排水路として、大落古利根川と呼ばれる。
新町橋の上流側では、古隅田川が合流している。
新町橋を渡ると、日光街道旧道は県道319号へ。
やがて右手に小渕一里塚跡の碑。
江戸日本橋から10里目。
小渕一里塚跡の少し先で、道はY字の分岐点へ。
左が日光街道旧道で、右は関宿から日光東往還へ通じた道。
ここに残る二つの道標のうち、大きい方は宝暦4年のもので、「左日光道」と刻まれ、小さい方は宝永6年のもので、「右方せきやど道」「左方あふしう道」と刻まれている。
日光街道旧道は国道4号へ。
古河、小山、宇都宮と、この先の行程を標識で確認。