雑司が谷散人の街道遊歩 0558
津久井往還 2日目-08 2018.11.7
久保沢の旧道は谷津川沿いの低地へ下る急坂となるが、これを温泉坂という。
明治期に坂の中腹に温泉宿があったというが、ここに温泉が湧いたわけではなく、熱海から四斗樽に湯を満たし、馬で運んだとのこと。
温泉坂を下りと、右手に久保沢観音堂。
本尊は百体観音。
久保沢バス停前で国道413号から右へ折れる小道が津久井往還旧道。
道は上り坂で、かんば坂という。
このあたりに釜場があったことによるという。
津久井往還旧道は谷ヶ原地区へ。
正面に城山が見える。
谷ヶ原の津久井往還旧道沿いには、立派な茅葺の農家も。
国道413号から右手に、普門寺への参道が分かれる。
ここに普門品供養塔。
国道413号が城山地区に入ると、旧道が右へ分かれる。
津久井湖の完成により国道は南へ迂回し城山ダムを越えるルートとなり、旧道はこの先で津久井湖畔に突き当たる。
城山の旧道は津久井湖に突き当たる。
津久井湖は昭和40年の城山ダム完成によって誕生。
この先、太井地区までの津久井往還は湖底に没した。
この後、バスでJR橋本駅まで戻り、津久井往還の旅2日目を終了。
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