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雑司が谷散人の街道遊歩 0612

京街道 1日目-10 2018.12.18

京街道旧道は伏見板橋小学校の先を右へ折れると、右手の伏見板橋児童館前に道標が立つ。
「左りふねのり場、右京大津みち」とあり、淀川を往来した十石船や三十石船の乗り場を指している。

伏見板橋児童館前の道標

京街道旧道左手に金札宮。
天から金の札が降ったという、伏見では最も古い神社のひとつ。

金札宮

京街道旧道は大手筋商店街と交差。
伏見桃山駅から西へ伸びるアーケード街で、秀吉が伏見城築城の際に大手門への道として造成した大手筋通り。

大手筋商店街

大手筋商店街を越えると、京街道旧道は魚屋通りを右へ。
このあたりは上中下の油掛町がある油掛三町。
油掛地蔵に因む地名で、一向に油の売れない行商人が地蔵の前で転び、諦めて残った油を地蔵に掛けて帰ったところ、後に商売繁盛したと伝わる。

油掛三町

京街道旧道から路地へ入ると、伏見の代名詞でもある黄桜酒造の記念館があるが、その並びには東山酒造の蔵も見える。
伏見の歴史と伝統に拘る蔵元。

東山酒造

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